213 流動性 流される人生
流動性は時代の要請か 私が社会人になってから、とくにいろいろな方面で図られてきたのが「流動性」のような気がしている。最初は金融、資本の流動性からはじまって、グローバル化によってそれはいま極限に近く達したのち、むしろ流動性を嫌う囲い込み型が一部に生まれて、いま現在も、そこに確執が生じている。
さらに流動性は労働にも及んだ。その結果、派遣会社に長く所属はしているものの、職場は数年、いや数か月単位で変わっていくスタイルで仕事をしている人たちも多い。
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