「メッセージ」と「タイムライン」の使い分け
ずいぶんと長い間放置していたnoteです。
今回は、LINEのタイムラインについてお話したいと思います。
3月31日にLINEの「ディスカバー」機能がリリースされました。ディスカバーは、Instagramの発見のように投稿コンテンツがアルゴリズムによってユーザーの関連度、おすすめ度で表示されるフィードのこと。
LINEでは、公開中のタイムライン投稿の中からピックアップされたものがこのディスカバーに表示されます。ディスカバー機能リリースにより、公式アカウントの友だちにならなくても多くのタイムラインが閲覧可能となりました…!公式アカウント運用者においては嬉しいポイントですね✨これにより、タイムラインについて見直された企業さんも多いのではないでしょうか。
<出展:タイムラインの投稿をおすすめしてくれる
新機能「ディスカバー」が登場!>
タイムライン
まずは、タイムラインについて説明したいと思います。
タイムラインは、写真や動画などを投稿し多くの友だちに共有可能なフィードです。一般のユーザーは近況報告に、公式アカウントは宣伝やキャンペーン訴求で使用する場合が多いです。
タイムラインの特徴
タイムラインの特徴は5つ。
実はこちらは運用をする上での大きなメリットでもあるんです。
1. 過去のメッセージを遡って閲覧できる
2. ユーザーはいいね、シェア、コメントのリアクションが可能
3. テキストや画像などが投稿後も編集可能
4. 配信費用がかからない&通知が飛ばない
1. 過去のメッセージを遡って閲覧できる
公式アカウントの一般的なメッセージは、友だちになる前の過去の投稿を見ることができません。しかし、タイムラインは公開中の投稿ならいつでも閲覧できるため、新規友だちへのアピールポイントとして活用できます
2. ユーザーはいいね、シェア、コメントのリアクションが可能
メッセージと違って、タイムラインに投稿されたコンテンツは、ユーザーがリアクションをすることが可能です。このリアクションによって、非友だちにもLINEのアカウントを知らせるきっかけとなるため、リアクションを募る投稿も多くあります。
また、最初にご紹介したディスカバーも、このリアクションがアルゴリズムに反映されてより多くの方に見てもらう機会にもなります。
3.テキストや画像などが投稿後も編集可能
配信後にいつでも編集ができるのも大きな特徴のひとつ。間違わないことが大前提ではありますが、ちょっとした誤字脱字やあとから画像、動画などを追加したい時も活用できます。
4.配信費用がかからない&通知が飛ばない
以前は料金プランによって投稿数に制限があったタイムラインですが、今現在は投稿数は無制限、投稿可能な文字数は10,000文字となりかなり活用の幅が広がりました。また、メッセージのように通知が飛ばないので、ブロックのリスクが少ないのも魅力の一つです。
一方で、通知が飛ばないためユーザーに気づかれにくいのはデメリットとして捉える方もいるかもしれません。メッセージの配信と同時または少し前に投稿することで、そのことは回避できると思います。また、タイムラインの投稿後にURLをメッセージやリッチメニューに設定すれば見てもらえるチャンスも増えますね。ぜひお試しください。
「メッセージ」と「タイムライン」の使い分け
アカウントのご担当者様に「タイムラインって自分ではあまり見ないんですけど本当に効果あるんですか?」とよく言われます。
実は、LINEタイムラインのMAUは6,800万人(※出典:LINEAdsPlatform媒体資料2019年10-12月)もあるんです。配信費用もかからないですし、非友だちに接触可能なのでユーザー層拡大への貢献が期待できるのではないでしょうか。
メッセージとタイムラインに同じコンテンツを配信するアカウントも多いですが、それはもったいないと個人的には思ってます。
メッセージでは、一斉配信の場合は新規~全ユーザー向けで内容を配信することがほとんどです。というのも、本来公式アカウントが伝えたいブランドの話や商品開発、熱狂的なファンなら読んでくれるような濃い話は新規ユーザーにはハードルが高くブロックにつながりやすいから。(セグメント配信は別です)
そういう時にぜひタイムラインを活用してください。既存ファン向けのコラムやメッセージでは伝えきれなかった話など。プッシュ通知まで送って押し付けるのではなく、ユーザー自身が気づいた時に読んでもらえます。
もちろん、それだけでは配信にかかる努力も虚しくなりますね。メッセージ同様、ユーザーが参加できるコンテンツや読みやすくて反応しやすいコンテンツを作ることも重要です。
メッセージとタイムラインの使い分けが上手なアカウントの一つが「ハローキティ」です。
普段のメッセージは、ほんわかした可愛らしいキティの世界観のネタ系を主に配信しています。
一方でタイムラインでは、コラボ商品やイベントといった宣伝を目的とした投稿がほとんど。メッセージとタイムラインで投稿を分けていることでキティの世界観が保ちますね。
今後のタイムライン
LINEのタイムラインは、InstagramやTwitterより拡散性には欠けるかもしれません。しかし、LINEでしか会えないユーザー層も存在します。そういう層をタイムラインを通して広げてみてはいかがでしょうか。
ディスカバーの登場で、LINE社はさらにタイムラインに力を入れています。例えば、人気YouTuberなどにコンテンツを投稿してもらうためにYouTuberのマネジメント事業を手掛けるUUUM(ウーム)と、包括的クリエイターパートナー契約を結んだこともその一つです。
配信費用がかからないからこそ、この機会にぜひ色々なコンテンツを試してみましょう。そこには、新たな発見があるかもしれません。
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