「あいさつメッセージ」は、基本の身だしなみ
世界的なデザイナーココ・シャネルが残した好きな言葉。
You never know, maybe that’s the day she has a date with destiny. And it’s best to be as pretty as possible for destiny.
(その日、ひょっとしたら運命の人と出会えるかもしれないじゃない。その運命のためにも、できるだけかわいくあるべきだ。)
これ、LINEにも通じる部分があると思うんです。
あいさつメッセージは、初対面での自己紹介
ユーザーがLINE公式アカウントの友だちになる流入経路はいろいろ。
・元々ブランドやプロダクトのファンで、アカウントを自ら検索した
・無料スタンプや動画コンテンツのような広告/販促で登録した(された)
・パッケージや店頭のQRコードを読み込んで登録した など
友だちになったタイミングでは、ファン/非ファンの属性がわかりません。
友だちになると自動的に送られる「あいさつメッセージ」は、アカウントの自己紹介であり、これによってアカウントの第一印象が決まると言っても過言ではありません。非ファン→ファン⇉熱狂ファンに変わるかもしれない大事なコンテンツなのです!
合コンなどで、自己紹介に失敗すると巻き返しが大変なのと一緒☆
そんなあいさつメッセージには、いくつかのパターンがあります。
①入門編:デフォルトメッセージを活用
LINEアカウントオフィシャル管理画面(※今後はOAと表記します)には最初からデフォルトのメッセージが登録されています。
▼デフォルトメッセージがこちら。
基本的なことがすべて詰まってるので、そのまま使うか、少しいじって使うも◎
ただ、このままだとつまらないし、魅力的には見えません。
アカウントの目的も伝わりませんね。
なので、できればアカウントの特性を活かしてみましょう!
それが次の中級編!
②中級編:簡略に、全員に伝わる言語で
サービスやプロダクトへの想いが強いみなさんには、伝えたいこともたくさんあると思います。気持ちはわかります!
だけど、あいさつメッセージで大事なのは、多くの人が共感できる話題を簡単明瞭に伝えること。
たとえば、こんな感じ。
・アカウントの紹介&使い方
・ECサイトやアプリの案内
・ID連携の説明
・クーポン配信、キャンペーンの告知 など
まずは、このアカウントがどういう情報を配信するかをわかりやすく説明しましょう。また、クーポンやキャンペーンの情報のようにメリットを伝えることで、興味を持ってもらえるかもしれません。最近はID連携で会員カード代わりにLINEを活用する企業さんも多いですね。
言いたいことが多くて、ダラダラと長文のメッセージを送られても…最後まで読んでくれる人はほとんどいないでしょう。
そういうときは、テキストメッセージ×リッチメッセージ(or リッチビデオメッセージ)をうまく活用すると説明臭くならないのでオススメです!
▼例1. アカウントの説明+SNS+ブロック防止のリッチメッセージ
『イトーヨーカドー』の公式アカウント
最後のリッチメッセージがとても可愛らしくて、私はブロックすることをやめました。笑
こちらの画像は現在は使われておりません。
▼例2. アカウントの説明+宣伝/告知+アンケート
『大丸・松坂屋』の公式アカウント
ビジコネの場合は、友だちになったタイミングでアンケートを取ることでセグメント配信に活用できますね。大丸・松坂屋さんは、オリジナルのアンケートフォームを採用していますが、それがまた可愛い♡
▼例3. アカウントの説明+宣伝/告知+アンケート
『クリニーク』の公式アカウント
IDの連携は企業だけでなく、ユーザーにもメリットが多いです。そのメリットや連携の仕方などをあいさつメッセージで説明する企業が最近増えました。
③上級編:ちょっとした遊びごころがあっても良い
ちょっとだけ違う話をしましょう。
オシャレな方って、小さいところも気を抜きませんよね。下着や靴下、靴下の中のネイル、髪の毛一本の向きまで。
イケてるアカウントは、あいさつメッセージでもセンスを発揮します。
現在はメッセージが変わったのでまた過去の紹介になりますが、私がセンスに感服したのがこちら。
※『おとなサントリー』の公式アカウント
何度見てもかっこいいー!
お酒を配信するだけあって、バーテンダーさんからのウェルカムドリンクであいさつを。(´-`).。oO 粋ですな~
最後に
いかがでしたか?
あいさつメッセージは、友だちにかける初めての会話。
冒頭で引用したココ・シャネルの言葉をLINEに置き換えると、あいさつメッセージは、ひょっとしたら運命的な出会い(=ファンになるチャンス)なのかもしれない。それなのに、イケてないメッセージのせいでブロックされてしまったら…そのチャンスを自分で手放したことになりますよね。
いつかの出会いに備えて、他のアカウントを研究し、身だしなみ(=あいさつメッセージ)のチェックしましょう☆
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