『今夜も割りカンで』(高田康彦)

今回ご紹介するのは『今夜も割カンで』です。
アマゾンのkindleUnlimitedで読めるグルメ漫画の感想、引き続き、です。

町の弁護士・恵蔵と、実家が喫茶店を営む結希。数年前に恵蔵は姉・真保を亡くし、以来他人を寄せ付けず、食事も一人で済ませる日々を送っていました。そんな彼を見かねた、恵蔵の姉•真保の親友・結希は、恵蔵を食事に誘うことに。結希は割りカンルールを提案し、やがてそのルールが二人の関係を変化させることになります。

まず総合的に言いますと、つまらないです。
良くなかった理由は
・ストーリー展開がゆっくりだし単調。
・料理が脇役。ストーリーに重点。
・強がりでお節介すぎるキャラの結希が腹立たしい。
・各章のタイトルにセンスが無い

良かった点
・実在のお店が紹介されている点

良くなかった点・良かった点の説明はこれ以上ありません。
あえて言うと、姉を亡くした恵蔵に、ガミガミ「だからあんたは!」と結希が言うシーンが多いのですが、身内を亡くした人にこんなこと言えます?という腹立たしさが残ります。恵蔵に送るLINEは、例えば「○食べに○に行きたいと思う。今夜どうよ?」という紋切型で、これが照れ隠しだと分かるから余計嫌な感じがします。
お節介すぎて同性の私でも嫌です。因みに最初の方で、恵蔵に「放っておいてほしい」と言われてるシーンがあります。(あんたは正しい!)

各章のタイトルのセンスについては、とっても素人っぽさが強くひねりがありません。
例えば
「カキフライにレモンをかけるほう?」
「食べたことある?アクアパッツァ」
「ピータンってアヒルの卵だって知ってた?」
「ガード下の立ち飲みバーで生ビール」
…です。
会話文であって、タイトルって言うのかな?何だか変な感じです。

グルメ漫画だと期待しただけに残念です。実在のお店が紹介されていますが、何がどう美味しいのか、深堀されてません。
KindleUnlimitedで読めるので気になった方は1巻だけでも(勧めませんが)どうぞ。

ということで今回は書いた中身が恐ろしく薄いですが

・「これ、グルメ漫画だと思ったらなんか違うわ」と思った漫画、ありますか。
・割り勘って好きですか?割り勘にすることで人間関係が良くなった、面倒くさい等エピソードがあれば教えてください。
•カキフライって何かけますか?

ではまた!

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