映画「レターパック裁判〜勇者の証〜」撮影同行記③
撮影同行記もいよいよ最終回になりました。
今回は11月21日の茨城ロケ、11月22日の東京ロケの様子をお届けします。
前回(11/16〜11/19)のロケで高樹沙耶さんはクランクアップのため、今回は主役抜きの撮影となりました。
【茨城ロケ】
議会場を借りる必要があったため、茨城県の桜川市役所真壁庁舎まで行って来ました。
庁舎は、筑波山の麓の、自然豊かな場所にありました。
この日は、沙耶さんがいない代わりに、コロナ界隈では有名な大物が初登場されました。
まずは玄関前でのシーンから撮影は始まりました。
次は議会のシーン。
ここの議会は月に1回しか開催されず、使われないときは貸し出しているとのこと。
ここから、町議会での文治と町長との対決シーン。
休憩の時間に、映画の協賛を頂いた会社の美味しい甘酒を、池田市議と長嶋市議に協力頂き、宣伝用の写真を撮らせて頂いた。
次は町長室でのシーン。
【東京ロケ】
本日の撮影場所は、裁判所の他に留置所(刑務所?)、面談室、マンションの複数の部屋があるスタジオ。
法廷では、実際にあった、佐賀地裁での裁判の様子が再現されたようだ。
本来の原告は女性の太田薫さんなのだが、それを元クリスタルキングの田中昌之さんが演じ、佐賀県から駆け付けた本物の太田薫さんが裁判長の役で出演するという高梨演出だ。
傍聴人として多くの方が参加して下さった。
テストでの田中さんの陳述に裁判長の太田薫さんが涙するという予想された展開。
しかしそれでは台本とは違うので、本番では涙を堪えて演技してもらった。
映画初出演の田中昌之さんは、ご自身の思いと重なった冒頭陳述のシーンでは迫力の演技を披露された。
裁判所のシーンの後は難関のWeb会議のシーン。これは毎回難航する。ネット経由であることと、会議参加者の多くが素人であることが原因。
しかしこの日は役者さんの演技がほとんどだったのでスムーズだった。
最後の最後に高梨監督の手元のアップのシーンを撮影して、9日間に渡ったロケは終了した。
撮影スタッフの必死の頑張りで、何とか数分の遅れで撮り終えることができ、それぞれの想いを胸に、スタッフと役者十数名で打ち上げに行った。
この後は撮影した動画の編集作業に入り、並行して宣伝や上映の計画作りに入るのではないかと思う。
この映画ができるだけ多くの方の目に触れて、コロナ騒動に端を発する、現代社会の根底に横たわる巨大な問題に、多くの方が気付いてくれることを心から願う。