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まさかの予防的恩赦は"あり"なのか?

 トランプ氏の大統領就任を目前にして、「予防的恩赦」という聞き慣れない言葉が飛び交った。

 バイデン米大統領は20日、自分の親族5人に予防的な恩赦を与えると発表した。トランプ新政権下での政治的な報復を防ぐのが目的で、「不正行為に関与したことを認めるものではない」としている。恩赦の発表は退任の数十分前で、異例の対応だ。
 ホワイトハウスの発表や米メディアによると、恩赦の対象はバイデン氏の長弟のジェームズ氏とその妻のサラ氏、妹のヴァレリー・バイデン・オーエンズ氏とその夫のジョン氏、次弟のフランシス氏の計5人の親族。

 バイデン氏は声明で「私の家族は容赦ない攻撃や脅迫にさらされてきた。それは私を傷つけたいという欲望のみに突き動かされたものだ」とし、「最悪の党派政治だ。残念ながら、これらの攻撃が収まるとは私には思えない」と予防的な恩赦の理由を説明した。

 バイデン氏はこれに先立ち、20日朝にも、新政権下で訴追されるかもしれない元大統領首席医療顧問のアンソニー・ファウチ博士や米軍制服組トップを務めたマーク・ミリー前統合参謀本部議長らにも予防的恩赦を与えると発表していた。

 これらとは別に、バイデン氏は昨年12月、違法に銃を所持したとして有罪評決を受けた次男のハンター氏を恩赦したことを明らかにしていた。その理由については、「事件の事実を見たら、ハンターが狙われたのは私の息子だからだとの結論に至る」と説明していた。

 常識で考えてあり得ない措置だ。もちろん、正当性はゼロであり、世界中から非難されることは必至だが、なりふり構わず実行した。

 日本の恩赦について調べてみると、当然ながら起訴も収監もされていないのに恩赦をするなどという意味不明の規定はない。

 そこから考えると、米国にもそのような法律はないと考えられる。そのような法律を作ろうとしても賛成する者はほぼいないだろうからだ。いたとしたら、これから犯罪を犯す予定の者だろう。

 推測でしかないが、この予防的恩赦は大統領令によって行われたのではないだろうか?

 ところが、面白い情報が飛び込んできた!
 プーチン大統領はその予防的恩赦を受けたアンソニー・ファウチを引き渡すようにトランプ大統領に求めているのだ!

 恐らくだが、こんな何の正当性もない措置はトランプ氏による大統領令で無効にできるのではないだろうか?

 向こうが掟破りの手を使って来たのだから、トランプ大統領側がどんな手段を使ってそれを無効にしても誰も文句は言えないだろう。

 これらの恩赦が無効になり、悪党どもが牢屋に入れられる日が来ることを楽しみに待つことにする。

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