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2023年の本条と短歌

2023年の短歌活動ざっくりまとめ。


活動など

  • なんかテレビに出た。……いや、なんで?
    (日テレ「DayDay.」の10/23放送「令和の短歌ブーム特集!」にちょろっと写りました)

  • 笹先生の特別講座「短歌ラボ」などに数回参加。普段あまりご一緒する機会のない、他結社やTwitterのひとたちと、歌会をしつつ講義を受ける、みたいな会で、とても勉強になった!
    (でも教わったことをすぐに忘れちゃうので、こまめにこういう講義を受けた方がいいな、と思った)

  • 「文学フリマ」に、短歌サークル「たらちねmama」として3回目の出店。サークル誌「近所 3」を頒布しました。
    飛び入り企画「3日で書け!」(渡辺八畳氏presents)にも参加しました!
    もろもろ、こちらのオンラインショップで販売中です。在庫僅か。
    https://honjouzou.booth.pm/

  • 「NHK全国短歌大会」の予選選者(題詠の部)を務めさせて頂きました。

  • 1月くらいまで、半年間「短歌往来」の作品月評を担当させて頂きました。

  • 2月くらいまで、1年間「NHK短歌」の葉書添削に携わらせて頂きました。

  • 夏頃に、「未来」の「歌会だより」係を引き継ぎました。冬頃に、校正チームに加わりました。

  • 去年作った個人冊子「まくらべ通信」を、大阪のギャラリー兼書店な「犬と街灯」さんに置いてもらえることになりました。
    こちらの冊子、私の手元分はもうなくなってしまったので、こちらにあるもので最後となります。
    https://inumachi.stores.jp/items/647037af7f5a10002e36c1b9

作品など

火に触れて飛びすさるとき火の方も驚くように揺らめいていた

「未来」2023年1月号

蝕の月を赤城で見上げているだろう林間学校二日目の子は

「未来」2023年2月号

コロナ禍はどこ吹く風の下北沢(しもきた)の音より匂いに疲れてしまう

「未来」2023年3月号

触れたこともないスクーターでこの街を走っていいよと免許は言うが

「未来」2023年4月号

ぶんぶんと唸る小さなコンテナで空輸されゆくすべての蜂蜜

「未来」2023年5月号

観覧席(ギャラリー)で眠ってしまった幼子がケーキのように運ばれてゆく

「未来」2023年6月号

「解け残る雪」は「積もった雪」になるいくつも山を越えゆくうちに
遠からず廃線になる車内にてスマホより本やや優勢か
吾だけが見つけるエゾシカ、キタキツネ 子らは隣に眠り続ける

「未来」2023年7月~9月号(「北海道鉄道めぐり」)

「読み聞かせ係」を終えたその足で飛び乗るいちばん遠くへいくバス

「未来」2023年10月号

松脂を琥珀に変える一億年 君を忘れるまでの十年

「未来」2023年11月号

三十年ぶりに耳にするフレーズだ「元外野さん、中に入って」

「未来」2023年12月号

付け句「こどもには秘密にしている」
こどもには秘密にしている 君のネタで何度かバズったことがあること

「近所」Vol.3

この瞬間ゴムシートから奪われた「靴底になる」以外の未来

「3日で書け!(お題:瞬間接着剤)」


2023年は、短歌関係のおしごとが終わったり始まったりして慌ただしい年でした。
私生活でも、上の子の受験やらなにやらでてんやわんやしていて。
春、子の受験が終わったのと、家人の「勤続〇年休暇」とが重なったので、家族で卒業旅行的に北海道に行ったのは良い思い出。
改めて、コロナ関連の諸々が少しずつ緩んでいった年でもあるのだなぁ、と。
X(Twitter)の呟きが謎にバズって取材を受けたり、「たらちねmama」の活動風景にテレビカメラが入ったり、公民館のひとが取材にきて「公民館だより」に載ったり、なんだかそういう巡り合わせの年でもありました。

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