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Audibleで聴ける【まさきとしか】三ツ矢&田所刑事シリーズを読む順番

今回ご紹介するのは【まさきとしか】さんの「三ツ矢&田所刑事シリーズ」。Audibleで聴ける3冊を聴きました!

三ツ矢&田所刑事シリーズ

  • あの日、君は何をした

  • 彼女が最後に見たものは

  • あなたが殺したのは誰

まだシリーズは続きそうですが、この記事を書いている2024年8月現在、3部作となっています。

この記事の前半ではAudibleで聴ける「三ツ矢&田所刑事シリーズ3作」の概要とネタバレなしで簡単な感想を書いています。

まだ未読の人も、安心して読める内容です。

三ツ矢シリーズを全部書籍で買うと約2,500円
Audibleなら月額1,500円で他の作品も聴き放題!/

三ツ矢&田所刑事シリーズ|作品概要

作者:まさきとしか
発売日:あの日、君は何をした:2020年7月
    彼女が最後に見たものは:2021年12月
    あなたが殺したのは誰:2024年2月
Audible朗読:外崎 友亮

1作目の「あの日、君は何をした」が2020年、それから毎年続編が発表されています。

来年続きが読めるのかな〜わくわく

朗読の外崎友亮さんは声優さん。演じ分けも上手で良い感じでした!特に、三ツ矢の声がかっこいい。声だけでイケメンっぷりが伝わってくる。

三ツ矢&田所刑事シリーズ|読む順番は発売順でOK

三ツ矢&田所刑事シリーズは、三ツ矢秀平ミツヤ シュウヘイと田所岳斗タドコロ ガクト、2人の刑事によるいわゆる刑事もの小説です。

3作通して、刑事2人の関係や、三ツ矢の過去などに関しては話がつながっています。発売順に読むのがおすすめなので、読む順番は下記の通り。

  • 「あの日、君は何をした」

  • 「彼女が最後に見たものは」

  • 「あなたが殺したのは誰」

メインとなる事件やストーリーに関しては3作に関連性はなく、それぞれ完結しています!

3冊一気に読まなくてもちゃんと区切りがつくので、気軽に手を出せる感じ。

私は面白くて3作一気に聴いちゃいました!

3作共通して特徴的なのは、

  • ことなる事件の関係性

  • 意外すぎるどんでん返し

  • 親子(特に母子)の人間関係

この3つが共通していると思います。

どの作品でも、全く接点がないように感じられる事件が2〜3つでてきます。それぞれの事件の関係者視点が入れ替わり立ち替わり展開。

事件の時間軸も全く違ったりします。現在の時間軸では主人公たちが担当した事件の捜査。後輩刑事の田所視点で展開します。

そして、5年前や10年前の事件の話も並行して進みます。

ちゃんと最後にはつながって、「なるほど!」っとなるのですが、その展開が意外すぎて当たらない。笑

まぁどんでん返し系の作品で、展開を当てれた経験なんてないに等しいですが。笑

そして、親子関係についての描き方が綿密すぎて恐ろしい。これが「まさきとしか」作品の醍醐味のようです。

1作目、序盤で私はもう聴くのやめようかと思うくらい辛かった。好奇心で乗り切ったけど、これは人前で聴けない読めない、大号泣。

あと、ちょっとしたアクセントといいますか、田所視点の三ツ矢とのかけあいが少しBL感を感じる描写がちらほらするので微笑ましかったです。

ワンコみたいなかわいい後輩田所の、三ツ矢への憧れが何故かこじれてかまってちゃんの彼女みたいになってる。笑

全体的に暗く、サスペンス要素の強い作品ですが、くすっと笑えるアクセントになっていました。

三ツ矢&田所刑事シリーズは雨穴も推していた?

私が「三ツ矢&田所刑事シリーズ」を聴こうと思ったキッカケは、雨穴さんが推してたからです。

雨穴とは?大人気ホラー作家兼、YouTuber

もともとはWebライター(今も)

YouTubeで配信していた動画がバズって書籍も出版している作家さんです。

書籍の元となった動画「変な家」は2315万回再生。その他も500万回再生超えの作品がゴロゴロしてます。

歌とギターも得意。うさぎが好き。
雨穴さんが、短編小説「あの日、彼らは何をした」という作品をWebで公開しました。(その後動画も公開。)

私は雨穴さん大好きなので公開されてすかさず読了。その後、noteであとがきを投稿されていたので読みました。

そこで、まさきとしかさんの作品に影響を受けた旨綴られていたので、私もそのまま乗っかりました。

雨穴さんの作品では2作目の「変な絵」では、母親の異常な愛(母性)が主軸になっているのですが、まさきとしか作品も総じて親子関係について綿密です。

雨穴さんも「変な絵」を執筆する際は、「あの日、君は何をした」を参考にされたそうです。

こちらもAudibleで聴けます。

3作品のあらすじ

1作目「あの日、君は何をした」

北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとしていたのか――。
15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心に見える妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は、必死で辰彦を探し出そうとする。
刑事の三ッ矢と田所が捜査を進めるうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになる。

引用元:Amazon

2作目「彼女が最後に見たものは」

クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢秀平と戸塚警察署の田所岳斗は再びコンビを組み、捜査に当たる。
そして、女性の指紋が、千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。
予想外の接点で繋がる二つの不可解な事件の真相とは――!?

彼女はなぜ殺されなければならなかったのか。
彼女はなぜホームレスになったのか。
誰も知らない真実が明らかになる瞬間、世界が一転する。 引用元:Amazon

3作目「あなたが殺したのは誰」

中野区のマンションの一室で若い女性が頭部を殴打され、意識不明の状態で発見される。永澤美衣紗という名の彼女はシングルマザーで、生後十ヵ月の娘、しずくは連れ去られる。現場には「私は人殺しです。」と書かれた便箋が残されていた。
時は遡り、90年代初頭。北海道の鐘尻島では巨大リゾート「リンリン村」の建設が頓挫し、老舗料亭「帰楽亭」の息子、小寺陽介は将来に不安を感じていた。多額の借金をして別邸を建てた父は大丈夫なのか。そんな折、リンリン村の鉄塔で首つり死体が発見される。
バブルに翻弄される北海道の離島と現在の東京。
二点を貫く事件の驚くべき真相とは。

引用元:Amazon

個人的に一番衝撃がデカくて、印象に残ったのは1作目かな〜

印象が強いのは1作目だけど、なんか好き、心温まる感じもあったのは2作目かもしれません。

3作目は舞台が北海道なのがちょっとテンション上がった。地元なので。

甲乙つけがたですが、話の流れ的にも1作目から読んでいただきたいです!1作目で楽しめた人は2、3も絶対面白い。

一気に読んで、早く続き!ってなると思います。

作者【まさきとしか】について

1965年生まれ。北海道札幌市在住。

2007年「散る咲く巡る」で第41回北海道新聞文学賞を受賞。2013年、母親の子供に対する歪んだ愛情を描いた『完璧な母親』(幻冬舎)が刊行され、話題になる。

他の著書に『いちばん悲しい』『祝福の子供』『屑の結晶』『レッドクローバー』『玉瀬家の出戻り姉妹』などがある。

札幌在住とのことで、私も札幌なので勝手に親近感。

三ツ矢&田所刑事シリーズ3作目の「あなたが殺したのは誰」では、北海道が舞台になる場面もありました。

なんか、知ってる場所がでてくるとなんか身近な感じがして嬉しい。「知ってる知ってる」みたいな。笑

まとめ|三ツ矢&田所刑事シリーズの読む順番は発売順でOK

「まさきとしか」さんの三ツ矢&田所刑事シリーズ、おすすめです。面白かった。

ただ、子を持つ母としてはキツイ描写も多いので、ちょっと覚悟の上で読んでください。

ちょっときついのに耐えられると、共感しまくりで刺さります。特に1作目。

共感するから辛いんだもんね。あたりまえか。

Audibleの朗読は声優の外崎友亮さん。演じ分けが上手で、特に三ツ矢がかっこよかったです!朗読が上手だと作品をより楽しめます。

三ツ矢シリーズを全部書籍で買うと約2,500円
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