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よそ者グルメ 鹿児島編 (Vol .2)

こんにちは紅油(ほんよう)です。

引き続き鹿児島のよそ者グルメ*、紹介させてください

*「よそ者(県外の人)が勝手に選ぶオススメグルメ」


◾️ 鹿児島市内

牛ちゃんの「炊き肉」

最初見た時には読み方が全く分からず困った炊き肉。「たきにく」と読むようです。

お店の場所は天文館。東千石町の小さな路地にあります。店内もこじんまりとしていてお客さん同士の間はすごく近いです。

だからこそ、鹿児島の方言などが自然と耳に入ってくるし、時には話しかけられることもあるそんな場所です。そして皆決まって優しい(笑)。

そんな場所でいただく炊き肉とは、、

炊き肉(火入れ前)

鍋の中に野菜、肉を入れたものを火にかけ、焼肉のタレのようなソースをつけて食べます。

大味なのですが、これが本当にビールに合います。ここに来ると焼酎飲んでいる場合ではありません(笑)。でも調子に乗ってビールを飲みすぎると後で地獄が待っています。

実はここの〆、うどんとご飯が両方出るのです、、最初に来た時、〆にどっか行こうかなと考えていた私、呆気なく撃沈しました。

博多の屋台もそうですが、九州は飲食店で人との距離が近くあったかい。隣の人から声をかけられることも多々あります。

「炊き肉」は鹿児島で人のあたたかさを感じられる場所だと勝手に思っています。

それにしてもここの鍋どこで売っているんだろうか、、、


鴨池・垂水フェリーの「うどん」

鹿児島でうどんといったら桜島フェリーにある「やぶ金 」さんのうどんというのが定番なのかなと思います。ケンミンショーを見る限り。

でも一度でいいので鴨池・垂水フェリーのうどんも食べてみてください。どちらも美味しいのですが、私は鴨池・垂水フェリーのうどんが好み。

やぶ金さんに比べ、麺はもちもちとしていてしっかりと食べ応えがあります。

きつねうどん(左)とかき揚げうどん(右)

個人的には後で後悔しないよう、かき揚げうどんを注文してしっかりお腹いっぱいにします。

もちもち麺とかき揚げのコンビで夕方まで腹持ち抜群です。

鴨池〜垂水はちょっと長めの45分ほどの船旅ですが、目の前に桜島を望みながら船に乗っているのは非常に非日常感があって良いです。

東京住みの私にとっては、このちょっとの船旅でも非日常感がありすごくワクワクする楽しみの一つです。

天気がいいとこんな感じ

いつも、このうどんと、次に登場する「たるたるぱあく」へ訪れるために垂水との往復を繰り返しています。

ちなみに、鴨池・垂水フェリー乗る機会がないよ!という方、実は九州自動車道 桜島PA(下り)のフードコートでも食べることができます*。試してみてください。

*運営されている会社が同じ「いわさきコーポレーション」のためです。



◾️ 鹿児島市外

道の駅 たるたるぱあくにあるFarm to table TARUMIZUの「かんぱちのかぶと煮」

かぶと煮なるものは、失礼ながらいわゆるゲテモノの一つだと思っていました。だからこそ、ここで食べたかぶと煮は一生忘れることはないでしょう。

「骨が小さい・骨がない魚の切り身もいっぱいあるのになんで食べづらいかぶと煮なんか、、、」そう思ったあなた、一度、垂水の道の駅たるたるぱあくに行ってみてください。

ここで出てくるかんぱちのかぶと煮は、醤油ベースの甘めの味付け。ただ味の染み込み具合が半端ではないです。

一口噛むと口の中にジュワッと煮汁が広がります。これがご飯にとんでもなく合う一品です。ご飯 →かぶと煮→ご飯 →かぶと煮の無限ループです。

かぶと煮の定食

でも少しするとかぶと煮で食べる場所がなくなってきます。ご飯と一緒にかきこみたいけど、どこが食べれるだろうか、身を突きながら恐る恐る剥がして口に入れていきます。そんな中、大きな身を見つけた時はちょっとほっこりします。

普通にご飯を食べているだけなのに、こんなに血眼でおかず目掛けて箸をすすめる定食は他にありません。海を渡って垂水まで行く価値、本当にあると思います。


美の吉食堂の「インギー丼」

アグー豚や、イベリコ豚、カタカナで始まる 豚肉は数多あれど、カタカナで始まる鶏肉はあまりない気がします。そんな耳慣れない「インギー鶏」は種子島で食べられます。

身はたんぱくで弾力があって美味しいのですが、私はインギー鶏の最も美味しい食べ方は出汁の出るスープや煮込みだと思っています。美の吉食堂で出される「インギー丼」はいわゆる親子丼で、出汁とともに煮込んだインギー鶏が卵とじで出てきます。

歯応えのある身が煮込まれたことで、うまみが凝縮されておりとてつもない美味しさです。もう一生噛んでいたい。。。

こちらのお店、とにかくインギー鶏の料理が美味しいです。もう一つのおすすめはちゃんぽん。こちらもインギー鶏の出汁が使われていると思うのですが、本当に美味しいです。毎回完飲します。

インギー丼(左) ちゃんぽん(右)

種子島の南側に位置していますが、ぜひ訪れてみてください!


八重岳食堂の「トビウオの干物」

わたしが安房を訪れたのは、本当に偶然でした。北側の宮之浦から島の南に位置する尾之間温泉へ向かっていた時、昼時になったのでたまたま寄ったのがこちら八重岳食堂でした。

メニューをみて目に止まったのがこちら「トビウオの干物」です(実際には屋久島定食というものの一つのおかずとして出されていたと思います)。

もともと魚の中でダントツで好きなのが青魚。鱵・鰯・鯵・秋刀魚・鯖しか食べません。

正直屋久島では首折れ鯖を狙っていたのですが、食べてみてびっくり。青魚の中でもトップクラスに旨みが凝縮されています。脂の乗り具合で言えば同じ大きさでも鰯・鯵に軍配が上がりますが、負けないくらい噛んだ時に旨みが口の中に広がりご飯が進みます。

屋久島定食

青魚好きの皆様、是非屋久島へ訪れた際にはトビウオの干物を試してみてください。そして私と青魚友達になってください(笑)



以上vol 2 でした。

ありがとうございました。

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