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中国映画|燃冬(国境ナイトクルージング)
久しぶりに映画館に行きました。
監督はアンソニー・チェン。シンガポール出身で、これが初の中国語作品とのこと。
北朝鮮との国境の街、延吉で出会った3人のモラトリアムのような数日間。
3人ともそれぞれ挫折や閉塞感を抱えていて、微妙な距離を保ちつつ、それでもお互いを思いやる感じがとてもよかったです。
周冬雨はNetflixの『后来的我们(僕らの先にある道)』で見たことがあったのですが、より大人の女性になっていて素敵でした。
屈楚萧は以前見た『我要我们在一起(あなたがここにいてほしい)』がすごく切なくて、なかなか救いのない映画だったけど、とても印象に残っていました。この映画でも、不器用だけどやさしい役が似合っててよかった。
刘昊然はたぶん初めて見たけど、日本でも人気があるんですね。
中国映画らしく、全然説明が足りない感じで、後半「え?どういうこと?」と思ったシーンもありましたが、説明しすぎると台無しな気もするし、それはそれで。
先のことは考えず、お互いに深入りせずに、とにかく今をいっしょに楽しもうとする3人の複雑な心情は、丁寧に描かれていたような気がします。
しかし、とにかく3人がずっと白い息を吐いていて、本当に寒そうだった……。長白山の雪景色もきれいだし、朝鮮族の文化も垣間見えておもしろかったけど、見ているだけで寒くなりました。
※画像は公式サイトよりお借りしました。