自分を箱に入れるという事
廻るピンクドラムの中にこんなセリフがある。
「僕はこの世界が嫌いなんだって。」
「世界はいくつもの箱だよ。人は体を折り曲げて自分の箱に入るんだ。」
「ずっと一生そのままに。やがて箱の中で忘れちゃうんだ。自分がどんな形をしていたのか。何が好きだったのか、誰を好きだったのか。」
....いつからか、植えつけられた考えから出ることができず、何の疑いもなく“当たり前”の道を選ぶ。でもそうして行くうちに自分を自分で見失なっていくんだなと思う。
新しい一年が始まりますね。
新入生、新社会人。
それは、自らが選んだのでしょうか。
いや、言い方が違いますかね。
純粋に欲したのでしょうか。
あらゆる環境から提示され、得た情報に身を寄せてはいませんか。
いいですか。学ぶも、働くも、“特定の条件と優越感を実装のする為に何かに属する事”ではありません。
もし気づかずに箱に入ってしまったのなら、自分を忘れないでくださいね。
また駅内が黒づくめの集団に飲まれる時期が来ました。
喪服の大行進です。