暴風雨の夜に
目が覚めてしまった。
きっと、時間帯を考えずに
ついコーヒーを飲んでしまったから。
いつもなら
ベットに入ると死んだように
眠りにつく。
今日はそうもいかないみたい。
窓の向こう側では
恐ろしい程、自然の音がする。
自然の声。
時にそれは牙を向いて
人々の生活を脅かす。
でも思うんだ。
いつも
むしろ僕たちはどれほどの
世界そのものに対して
無頓着でいるか。
傷つけているのかを。
いずれ、その清算をする事になる。
自然の猛威の前に
屈服するしかなくなる時が。
いつかはわからない。
ただ。
ただね。
こんな夜でも
明日の希望を考える。
想うことができる。
祈ることができる。
嵐が去った明日を迎えに行こう。
そしてほんのちょっぴり
自然に恩返ししよう。
それでおあいこ。