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鬼は外。福は内。幻想はもっと内。

1日に3回の豆まきに参加してみると子供たちがどうやって幻想を共有して御伽を生活に取り入れながら雑節や祝祭を迎えるのかが分かってきた。当たり前に過ごす中に設定されてる日を繰り返すことで獲得していく感覚こそ、見えない幻想を畏れ願い祝う習慣なのだろう。

穏やかに吹く風を切って鬼役に徹してみる。今日は暖かくてよかった。途中で豆を左手の棍棒で打ってしまいそうになりながら雑節の一部になる自分を自嘲した。

でもこうやって文化を体験して、それぞれの家庭でまた芽生えていくのだろう。それぞれに特殊加工されていっても共有され得る祝祭感が普遍的にとある国の住民に根付いていく。そうやってこの共同体意識がまたアップデートされていくのか、と思うとスーパーでこの時期であっても無駄に並ぶのもわからんでもないなと。


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籠っていても体験できる行事があるっていいな。Twitterにて見かける「鬼ごろし」が大量に陳列して景観を思い巡らしながら、健やかな日々を願うばかりだ。


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