他人(ひと)を助けたいなんて思ってないけれど
前回の「"いのち大事"にでいきテェ〜!」のポストがもう半年前ですか。
その間に部署の若手が一人休養に入った。
「医師から3ヶ月」との事だったので、適応障害なのかもしれないなと
勝手に思ってる。
誰よりも頑張り屋さんで真面目で明るい、私が逆立ちして何かの芸をできるようになっても近づけないような芯の強そうな素敵な子。
だから、限界が来たんだろうけど。
いつぞやのリモートミーティング時、いつもならあれこれ提案してくるであろう彼女の口数が少なめだなぁとか、目にちょっと光がないなぁ…とか思う所は色々あったけれど、私は例え年次だけは先輩であったとしても立場上は下だし、ましてやそんなプライベートのことを知るような間柄でもないしな…とどうするべきでもない立場だしなという感じだった。
時をまま、同じくして彼女と年次の近い方が我々の部署へやってきた。
一見物静かそうなんだけれど、芯には炎がありそうな努力家なんだろうなというこれまた素敵な若者。
彼女もまた、この所心身のバランスがあまり良くない、でも頑張りたい。と言っていて、私は異動してきた時からとても心配をしていたのだけれど、私にできるようなことは当時も、今も、きっと、何もない。
(「頑張る、はしんどくなるかもよ…」くらいのことしか言えなかった)
極端な話になるかも知れないが
私は数年前に友人を自死でなくしているんだけれど。
ハタチ位でしりあって、夜な夜な飲み会で騒いでは、泥酔して梅田の街を
転がりながら歩いているような私に「アンタ、いい加減にしいやwww」と笑いながらつっこんだり、はたまた激務すぎてつっかけでオシャレ居酒屋での飲み会(しかもラストオーダー終わってるかなくらいのタイミング)に現れた時には「つらくてもアンタ女子としてそれは本当にあかんよ」と叱ってくれるような、一人っ子の自分には年の近い姉妹のように(勝手に)思っている人だったのだけど。
色々あってなかなか会えない距離になった時も、娘が生まれた時に本当はしんどいだろうにわざわざ会いにきてくれたよなぁ、そんな娘と同い年の幼児(当時)を残して逝くなんて意味わからなさすぎるやろ…って今でも思うのだけど。
「(ちょっと)しんどいな」というような彼女のつらい気持ちを何一つ汲み取れていなかったんだろうな。追い込んだ相手達と私かて何一つ変わらへんかもしらん。
もう何年もたつのに未だに思い出して今も泣きながらこの文章を記録している。お参りするのがつらかったらその気持ちをご遺族にお手紙でも…とアドバイスくださった方もいたのだけれど、のこされた親御さんにとっても今更何の救いにもならんだろうと思って、ご提案はありがたくその通りだよなと思う反面、不義理を承知で何もできない。
彼女はそこにいるだけで場が明るくなるような人で、勝手にひまわりみたいな人やなと思っていたので、ひまわりが咲く時期が来るたびに私は辛くなる。
「また呑みにいこ」というフレーズの無責任さよ、とさえ思った時期があった。その「また」もうけーへんやん。
部署の若者たちがどうなるかは私にはわからない。
わからんでもええわ、辞めるにしてもそのあとの人生が今よりよくなればE〜〜〜じゃ〜〜〜〜ん!!(突然のIQ2)
とにかく、自分たちの心がこれ以上しんどくないように生きてほしいとは思う。10以上も歳の離れた非正規のオバハンに何がわかるねんと思われているかも知れないし、私も「彼女たちの力になれる」だなんて大それた事は思ってもいない。
だけれど、傷付いたり、壊れた心は周りが思っている以上に元に戻らないんだといなくなってしまった彼女のことを思い出す度に思う。
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