養蜂って、何処で習うの?

 養蜂を興味があって、やってみたいのだけど…どうしたらいいの?たまに聞かれる質問です。

 最近は、あちこちで養蜂の入門講座が開かれていますが、玉石混淆でどこに行くべきか悩むところです。

 まずは、先生が素人に毛が生えた程度などではなく(意外と多いです。)、しっかりとした技術があること。講座の後にも後日相談にのってもらえそうか(いざ始めると想定外の連続です。)と言ったあたりが大事かと思います。私の場合は、三人の先生に教わったことを良いとこ取りして、今まで自分の地域と状況に合わせて養蜂してきました。

 まず初めに行くのはどこが良いかと言うと、私のオススメは、長野県の車山高原のはちみつ蔵で毎年夏から秋にかけて行われている養蜂講座です。参考に2018年の講座の案内のリンクを載せておきます。

  最近は、高橋先生が道具も知識もない人向けに初心者以前の人向けに講座を実施しています。「養蜂研究家 庭先養蜂サラリーマン養蜂家」と肩書きにありますが、「庭先養蜂サラリーマン」と聞くとちょっと頼りない風に感じるかもしれません。しかし、高橋先生は、マジ半端ないと伝えておきましょう。いかにしてたくさんの蜂蜜を採るにはどうしたらよいか?群をベストの状態に保つにはどうしたらよいか?従来の常識にとらわれず、色々試されてるので、毎年、目からウロコの技術を聞かされます。飼育している群数が少ないので庭先と控えめですが、講義の内容にないことでも質問に答えてもらえます。

 昔、私が養蜂の場所探しをしている時の候補地の一つに高圧電線の下の土地がありました。世間では蜜蜂の失踪がよく話題になっていて(働き蜂の大部分がある日いなくなる現象です)、原因についてあれこれ噂がありました。(現在では、ネオニコチノイド系の農薬が原因であることが渋々認められてきています。)その失踪の原因の噂の一つに高圧電線の電磁波で蜂が迷うと言うのがありました。にわかに信じがたいのですが、土地の購入となると失敗はできません。高橋先生にメールで質問して暫く返答がないなぁと思ったら、自宅で実証実験をやってらして「そんなことは絶対にない」と返答頂きました。そこまでする?(笑)と思いましたが、講座でも教えてもらえる内容は高橋先生が実際に行った内容なので、信頼できます。

 そして、高橋先生のポリシー「始めないのが、一番の失敗だ。」

 養蜂は、何年やっても新しい状況に直面します。飼育場所の季候や環境、病気などなど状況に応じて臨機応変に対応する必要があります。教わったり、本で読んでも試してみないと結局わからないのです。

 養蜂だけに当てはまる言葉ではありませんが、自分はこの言葉が大好きです。是非、養蜂習って、始めて、養蜂仲間になりませんか?

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