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くまのプーさんは、ミツバチの最強の天敵 (ミツバチの天敵①)

 プーさんのハニーハントは好きですか?

 ハチミツの香りにあふれているそうですね。
 自然界には、その甘い香りと味を一度知ったら、ハチミツをあきらめられなくなる、そんなハチミツマニアがいます。
 
 そう、プーさんこと、「熊」さんです。

 ただ、現実のプーさんはちょっと激しすぎるようです。ミツバチの巣箱を見つけるとワンぱんち。巣箱は粉々に砕け散ります。
 そして、散らばったミツバチの巣ごとムシャムシャと食べるのです。

 養蜂家としては、何があってもこの事態を回避したい所です。
一般的によく行われる獣害対策は、電気柵と巣箱に近寄れないようにする柵でしょうか。

 まず、電気柵です。熊もしびれる感覚はあるようですが、その程度ではあきらめません。電気柵を無理やり破って突き進んできます。
 そこで、熊がショックで気絶してしまうくらいにしたいですが、電気柵は人間が触れる可能性がある為、設定して良い上限などが決まっています。なので、巣箱を見つけられてしまっては、もう制止することはできません。ただ、巣箱の存在に気付いていなければ嫌がってある程度の制止効果があるそうです。

 次に物理的に入れなくするような鉄柵などで囲った場合です。もちろん、木などの素材であれば壊されますが、熊でも壊せない強度のものであったとしてみましょう。その場合に考慮しないといけないことは、登ることができないかです。熊はでかい図体ですが、意外と器用で、木登りができるのです。
 囲った塀の近くに木がある場合、登った上で塀を飛び越えます。

 じゃあ、どうすればとなるのですが、大事なのは熊に見つけられないことです。塀で囲う場合は、熊の目線の高さまで完全に見えなくすることが大事です。小屋のようなものを作る人もいるそうです。もちろん、蜂が出入りするような十分な隙間を用意する必要があります。
 今まで聞いた中で一番すごいなと思ったのは、トムソーヤの冒険のように大木の上に巣箱を置くような場所を設置して蜂を飼っているという話です。
すごいですよね。

 自分が千葉で養蜂していて一番良かったとしみじみ思うのは熊がいないことです。熊にバラバラにされた巣箱見たら立ち直れません…。

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