IL VOLO
涙が溢れて、、、、替えのマスクが必要でした。
Bunkamura ル・シネマで
「 IL VOLO 世界遺産マテーラLIVE」を観たんです。
IL VOLOについては説明するまでもないですが、イタリアが生んだ若きテノールヴォーカルトリオです。
羽生結弦選手がエキシビションでIL VOLOの「星降る夜」を使用したこともありますので、聴けばピンとくる方も多いのではないでしょうか。
そのIL VOLOのデビュー10周年を記念して、南イタリアの世界遺産・マテーラで行われたコンサートのスクリーン特別上映を観てまいりました。
わたし、1曲目の「Il mondo」を聴いて、胸がいっぱいになり、こみあげてくる気持ちと涙を抑えきれなくなってしまいました。
もともとこの曲、「Il mondo」が大好きなんです。
Il mondo....イルモンド。 イタリア語。直訳すると「世界」です。
フランス語ですと「Le Monde」。
mondo、、、、「世界」とは少しニュアンスが違うと思うんです。
「世界」は、たくさんの国の集合体を私はイメージします。
一方、mondoというのは、地球上の自然や人間、命あるすべてのものを意味しているような、それらがありのままで存在している状態、さらには限りなく広がる意識の集合体、、、、そんなニュアンスではないかと個人的には思っています。
そんな「Il mondo」がタイトルになっているこの歌の内容ですが、こんな感じに私は捉えています。
「いとしい人よ、君のことを考えると胸が苦しくなるので、一旦自分に意識を向けてみたよ。
すると、自分が恋してようがしてなかろうが関係なくmondoは存在していることに気が付いた。果てしなく広がる宇宙の存在にも気が付いた。
そんな宇宙に見守られながら、僕は君を愛し続けるよ」
(これは歌詞の直訳ではないです。歌詞を聴いて、私が感じたことも含んだ個人的解釈です。)
とにかくあまーーーい告白が綴られた愛の歌なんです。愛に溢れた歌なんです。
その歌が、IL VOLOにより披露されているんです、月明かりに照らされた世界遺産・マテーラのステージ上で。
卒倒しそうなほどに幸せなシチュエーションなのです。
スクリーンの映像では、遥か天空からこのステージを照らし出す月にズームアップし、そこから徐々に引いていき、「月と世界遺産とIL VOLO」の3ショットを映し出しました。
まさに「Il mondo」な3ショット。
言葉にならない感動を覚えました。
今日のこの感動が冷めやらず、いま外に出て月を見上げながら、月明かりを頼りにこのnoteを書いています。
なんて幸せなひとときでしょう。
幸せは小さな瞬間の積み重ね。 そんなことを想いながら。。。。
今日は幸せな気分で眠りにつくことができそうです。