人生で初めて夏バテになった日
実はこの歳まで夏バテというものと縁がありませんでした。
来年の誕生日を迎えたら介護保険料を払う、そんな年齢に達しているというのに!
これまで周囲の「夏バテでしんどい」「ご飯が喉を通らない」「体がだるい」という声に微塵も共感できなかった私ですが、今年、ついに、夏バテを経験いたしました。
いやもう、おっしゃる通りよ。
しかも急に来るんですね、夏バテって。twitterのフォロワーさんに教えてもらったのですが、溜まりに溜まった自分では気づいていない疲労にちょっと気がついた瞬間とかにどーーーーん!!! と押し寄せてくるらしい。
いやもう、その通りよ。
ちょっとしんどい勤務が続いていたし、早寝はしていたけど中途覚醒していたり熟睡はできていなかった。そして早出が多い勤務なので毎朝5時起き。休みの日に次の職場の採用試験を受けたりもしていたし、とにかく意識していない疲れが溜まっていたのでしょう。
その日は休みで、朝からだるさが抜けずぽやぽやしていました。眠さが取れないだけだと思っていたんですけど……。
新しくできたイタリアンのお店の割引チラシがあったので、「行ってみよう」と前日から夫と盛り上がっていたのに、その日いざ車を発進させたら「チラシ…忘れた…」と取りに帰り、ロスタイムは5分もなかったはずなのにお店の前にはすでに行列。
私も並ぶのはあまり好きではない(パンダ列には並びますけど!)のですが、私以上に行列も人混みも嫌う夫。
イタリアンからたまに行く美味しいラーメン屋さんに路線変更になり車を飛ばしたわけです。
その時点では特に何の不具合も感じていませんでした。ラーメン屋さんに入った時も匂いに刺激された食欲で「煮卵もつける〜!」と食べる気満々だったのです。
食べ始めも好調。ラーメンの味にうるさい夫が贔屓にしているだけあっていつ食べても美味しい。
なのに残り三分の一に差し掛かったあたりで突然食欲のシャットアウト。
お箸を持つ手が重い。
口が開かない。
いきなりの満腹度120パーセント到達。
急激にしんどくなってくる体。
そんなことある??!!
あったんですよね……。残りを夫に託し、なんとか買い物を済ませて帰宅したら化粧を落として部屋着に着替えてゴーベッド。
お腹の中がぐるぐるしている気がする。何だかすごく気持ち悪い。
ああみんな、こんなしんどい思いをしていたのか。
これが夏バテか…!!!
晩ご飯も食べる気がせず、念のためと買っておいたゼリーを食べて即就寝。
運の悪いことに翌日から三連勤。
10月に年休消化して退職するつもりなので、余計な年休は使いたくないんだよなぁ〜!
「お腹は空かないが、普通に動ける」と判断して出勤。
特に問題なく一日の仕事を終える。
パワーを仕事に全振りしたため、帰宅後はポンコツ。夫のご飯を用意することもできず、ゼリーを食べて就寝。
こういう時、「俺の飯は?!」などと言わない夫の優しさに感謝。
自分は具合が悪くてもギリギリまで病院に行かないくせに(これは本当にやめてほしい)、「琴蕗ちゃん、大丈夫? 病院行こう」と言い募ってくる夫。
自分のことも……大事にしてや……!
私も今回は行かへんけど……!
さて、夏バテ発症から5日目の本日ですが、ちょっと体は楽になってきました。
昨夜は素麺を食べられたし!
ただ食欲はあるものの、少し食べたら満足してしまう……。胃が小さくなったのかな。たったの5日で? うーん……。
人生で初めて夏バテになった今年の夏の話でした。
もう立秋を過ぎているのに暑い! そして雨!
皆様もご自愛を。