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それからのこと。これからのこと。

HPをやっと自作できたので、
「ああこれでみんなに報告ができる…」と安堵して
昨日なんとかInstagramとFacebookにURLをアップしました。

https://www.hugphoto.okinawa/

ずっと書かなきゃな、載せなきゃな、伝えなきゃな、
そんな風に思うことばっかりだったのですが、
思えば思うほど、どんどんと書けなくなっていってしまって。

横浜で勤めていた会社への申し訳無さと、でも、それ以上の感謝と
関わってくれた人へなんにも恩返しができていない惨めさと
(なんでいつもわたしはこうなんだ)と落ち込んでは
もう写真を撮ることを辞めようかなと悩んでしまったのも本当のところでした。

そこにはただ「こわい」という気持ちがあって。
あの人が今のわたしの写真を見たらなんて言うのだろう。とか。
がっかりさせてしまうんじゃないか。とか。
それはもう残念なほどに、自分の都合ばかりを考えていました。

そうして全然目の前のお客様に向き合えないまま
それでも現場に行けばやっぱり楽しくて
泣きながらわたしを抱きしめてくれたり、謝辞で名前を呼んでもらえたり。
いつだってわたしに前を向かせてくれたのは結局撮影の仕事でした。
目の前の新郎新婦さんでした。


フリーランスのこわいところは、組織に属していた頃と違って
周りに仲間が居ないことでもあると思っていて
自分が間違っていても、正しくとも、道標なんてどこにもないですし、
学びを止めたらどんどん衰退していくんだと思っていました。

だから信じる力と疑う心のバランス感が大事だと思うのですが
言うは易くで、目の前の撮影をこなすだけの自分がいたのも事実だったんですね。

撮るまでは申し訳無さでいっぱいだけど、撮っていると最高に生きている実感がする。

申し訳ないと思いつつも、今は生き延びるほうが先だと言い聞かせて
毎日、細々と写真を撮っていました。




そんな中でも
狭い世界だけで物事を考えずに、もっと自分の居場所を増やして、思考を明るく、広く持たねば!と自分なりに思いまして。

方向性を変えて
ずっと気になっていた、福祉関係のアルバイトをしてみることにしたんです。

ざっくりいうと
聴覚障害を持っている方へのITを用いたサポート業務なのですが

そこはなんというか

初めて体験するようなホワイトオブホワイト企業で
定時を5分越えても離席しないと上司が「どうかした!?」と飛んでくるような環境でした。笑

詳しい業務内容の説明は省きますが
福祉云々とかボランティアとかそれに対するエゴとか
入る前に小さなことで悩んでいた自分が小さすぎてアホらしく思えてきて。

必要な人に必要なサポートが都度あればいいんだよな。
選べる、ことに意義があるんだよな。って
わたしに、今も、いろんな角度で教えてくれています。

有り難いなあ。


そうか。
そうなのか。って。


今のわたしの実力とか、
これまでに関わってきたひとへの諸々とか

本当にどうでもよくて、

ただ、わたしの力や心や時間を必要としてくれる人とシンプルにマッチングできたら
もうそれで大正解じゃないかと。

そんな風に思わせてもらえてから、驚くほどに
すっと肩の力が抜けたのです。

本当にたくさんのことを学ばせてもらえています。


そうこうして、いろんなひとと関わって、
大好きな家族との時間にパワーをもらえて

ゆっくりゆっくりと、またなんとなく大丈夫になってきたので
いまようやく、こうやって、この文章を書いております。
(読んでくださってありがとうございます)
長いけど、伝えたかったのです。


うん。
ほんと、長かったなあ。(遠い目)


いつもわたしの文章を読んでくれているという後輩が、あまりの更新のなさに心配をしてくれてメッセージを送ってくれたのですが
それにすら返せないほど、ぺしゃんこでした。

弱くてごめんね。でもありがとう。


そうそう、ここまで書いておきながら
実は書きたいことはもうひとつありまして。

冒頭にも書いたのですが、
わたしはよく
細かなことが気になって落ち込むけれど

しばらくして元気になっては 外へ可能性を求めて行動を起こして
また無駄に いろいろ感じ取ってはすぐに落ち込む。を繰り返しているようなやつです。

躁うつなの?ADHDなの?なんて思っていたんですが、
ラベリングに逃げてはいけない。と逃げ道を自ら塞いでは
ここでも動けなくなるという悪循環の最中にいました。

そんな中でね、自分にとってこの上ない発見と出会います。

それはTwitter上で知ったとある気質のこと。

そこにはHSPという言葉がありました。
ざっくりいうと、

ハイリー・センシティブ・パーソン(英: Highly sensitive person, HSP)とは、生得的な特性として、高度な感覚処理感受性(あるいは生得的感受性[1][2])を持つ人のこと。テッド・ゼフの著書「The Highly Sensitive Person's Companion」による定義では「産まれたときから幼少期に渡り説明のつかない体験を繰り返し、HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」[3]とされる。

Wikipediaさんより。

音や光、感情、匂いなどに関して人一倍敏感な気質を持つひとのことだそうです。


え、もう、これやん。
わたしこれやんか。

って思うのですが、更に調べてみますとこういう言葉にも出会います。

HSS型HSP

確かに繊細ではあるけれど、新しい興味の対象に次々と関心がうつり、どちらかというと外向的で飽きやすい人たちがHSPの中に30%存在する(中略)その人たちはHSS型(High Sensation Seeking)HSPと呼ばれ、人口の6%に該当します。(中略)HSS型HSPは、変化に富み、新奇で複雑かつ激しい感覚刺激を求め、その経験を得るためにはリスクをいとわない気質を持ち合わせているHSPのことです。
スリルや新しい経験を追求するが故に同じことを繰り返すことが苦手で、退屈しやすいのですが、同時に傷つきやすく人一倍変化や人の気持ちに気づきます。
このタイプは、刺激を追い求めるのに、刺激を受けると刺激過多に陥るため、自己の調整が難しいことに苦心しています。また、他人の気持ちを汲むことに長けているため、自分が何を希望しているのか不明確で「自分がない」と感じています。
人口比率6%と完全なマイノリティであるため、周囲に理解を得ることが難しいこともHSS型HSPの大きな悩みの根源でもあります。
https://www.atpress.ne.jp/news/184273


え、これこそわたしやん。

人一倍繊細で敏感なくせに、外に刺激を求めて飛び出していっちゃうタイプの気質持っているやつ。そしてそれは先天性のもの。



まじかーーーーーー!!!


もう、わかってからね、
こんなに肩の力が抜けることがあるのかと思うほどに
構えていた何かから開放された気持ちになりました。
すごい。

ラベリングされたことに安堵して、都合のいいように自分の弱点を肯定したいだけなんじゃないかとも思いましたが、

いや、違うでしょ。これは逃げじゃない。

「先天性で気質なんだったらしょうがないじゃん。」

そうやって、わたしはわたしを初めて許すことができました。


そうか、そうだったのかー。。。。

それは初めて自分を肯定してくれた魔法のような言葉で、
同時にたくさんのことに合点がいきました。

だから気づけたんだ。
だから気になりすぎてたのか。
だからあんなに疲れていたのか。
だからこんなに些細なことで幸せな気持ちになれたのか。と。

とても多くの納得をわたしに与えてくれました。



正直、この気質は正直めっちゃ面倒くさいものだけれど

わたしにとってはこの上ないギフトだなと思います。

だって目の前の被写体(それ以外のいろいろなことも)
の些細な変化に人一倍敏感に反応できて
そこに対して感情を持って写真を撮ることができる。
言葉を残すことができる。

これはもう長所じゃん。

そんな風に思えてから、もっと、元気に前を向けるようになりました。


そうしてね、ほんの少し、ほんの少しだけ自分の写真に自信が持てるようになりました。

そりゃあ技術で言えば上には上がいるし、
まだまだ未熟な所なんて山程あるけれども

わたしには、わたしにしかない、強みがある。
それはきっと撮らせてもらえた人へ優しく差し出せるギフトだ。
だってそこに愛があるんだもん。
こう見えます。愛がめっちゃ見えます。最高です。って、切り取って、優しく差し出せばいいんだ。

そうしてわたしなりに自分の写真との向き合い方が見えてからは、随分のびのびと撮れるようになりました。

撮りたいと思えた対象に、勇気を出して声をかけることも厭わなくなりました。

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(NoteとTwitterでファンになった岸田家の皆様@沖縄瀬長島)
さらりと書いたけど、スーパー嬉しい出来事だったんだよ!!!!

そこにはどこの家族にもある特別があって、普通がありました。
そしてそれがわたしにとってはこの上なく愛おしく、尊いものに見えるのです。


何より、奈美さんとひろ実さんに
撮ってくれてありがとうって言ってもらえたので、それはそれはもうめちゃんこ嬉しかったです。

大好きな沖縄が更に好きになりました。って
撮ってもらえて幸せです。って

いただいたメッセージは家宝です。

撮らせてくださって本当にありがとうございました。



とまぁ、はい。


そんなこんなで、今わたしは大好きな地元沖縄で
楽しく撮影をさせていただいております。

わたしは、わたし自身ががどうしてこんなやつなのかわかってから、
自分を好きになれましたし、まあしょうがないか。と許せるようになりました。

やっと遅めのセルフハグができたような気持ちです。


自分の整理のために、こうやって文章を書くように、決めてから
書きたいときに書くぞ。と思って、今日やっとこの気持を書き残すことができました。

こんなにも長い文章を、丁寧に読んでくださって本当にありがとうございます。

はああああーーやっっと書けたあああああーーーー


久しぶりにこれを書いて、「また読めて嬉しい」って言ってくれる人が居て

幸せです。ありがとうございます。

自分なりの特質を長所に捉えて、これからものびのびと。
優しく、誠実にありたいなと思いました。

そう思わせてくれてありがとうございます。


さて、それではまた久しぶりにいつもの言葉で締めてみたいと思います。

書くかはわかんないけど、また会えたら嬉しいです。

最後まで読んでくださって、本当に本当にありがとうございます。

それではきっと、また明日。

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