ASDの聴覚処理について④実行機能を強化する支援方法
こんにちは。
横浜市こどもの国にある、フォレストキッズこどもの国教室の木山です。
今回は特性のあるお子様は弱いと言われている実行機能を強化する支援方法をお話しさせていただきます。実行機能とは??という方は前回の記事のサイトリンクをご参照ください。
プランニング
・逆算プランニング: 長期的なタスクを行う場合、最終目標から逆算して必要なステップを洗い出し、順序立てて計画を立てる練習を行います。この方法は、論理的思考を養い、長期的なプロジェクト管理を助けます。
・タスクの分割: タスクを小さなステップに分けることで、目標に対する行動の見通しや順序を理解しやすくします。また、タスクを完了するごとにチェックを入れ、進捗を視覚的に確認することで、達成感を得られるようになります。
・タイマーの活用: 特定のタスクにかける時間を決め、タイマーを使って管理することで、時間感覚を養い、タスク管理能力を向上させます。時間内にタスクを終える習慣を身につけることで、計画性が身に付きます。
ワーキングメモリの強化
・視覚ワーキングメモリ: 神経衰弱のような楽しみながら記憶力を養えるゲームなどがおすすめです。詳しくは以下を参照してください。
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テディベアメモリー:https://www.instagram.com/p/C4hLeF7hia7/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
・聴覚ワーキングメモリ: 指定したものが出てきた際に手を叩く課題などがあります。詳しくは以下をご参照ください。
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いろいろぽん:https://www.instagram.com/p/C-T0eWphcU0/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
虫とりゲーム:https://www.instagram.com/p/C-KJUifBhgW/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
処理の切り替え練習
・フレキシブルシフトゲーム: 注意を別の活動に切り替える練習として、異なる種類のタスクを交互に行うゲームを導入します。たとえば、色を言うゲームと形を言うゲームを交互に行うことで、注意を切り替える力を養います。例えば、「あか」と書いた文字を青で塗り、何色?なんて書いてある?と質問を変えることで回答へ必要な処理を切り替える練習があります。
柔軟性の育成
・「もしも」の練習: 予定や計画が変更された場合の対処法を練習します。「公園に行く予定だけどもし雨が降ったらどうする?」といったシナリオを設定し、一緒に解決策を考える練習を行います。これにより、柔軟な思考と適応力が養われます。ただ、一般的に「もし」と言う仮定や条件の概念が理解できるのは一般的に4歳から5歳くらいなので発達状況に合わせた支援が重要です。
これらのように、実行機能の強化に必要な支援はお子様が苦手としている項目により、目的が異なるため、まずはお子様の特性を理解し、必要な支援を見出す必要があります。
また、お時間ができた際に発達障害についての記事を投稿しますので、是非フォローしてお待ちください。