若者の短期離職は最近始まった訳ではない
「最近の若者は会社すぐに辞める。根性が無い。忍耐力が無い。」など、若者バッシングをする人が未だに見受けられる。
どう考えても、最近の若者だけに起こり得る問題では無い。
実際、平成に入る前から会社3年以内で辞める割合は殆ど変わらない。大卒だと30%前後。就職氷河期の頃(95年~05年卒)はやや高め。
データは87年の卒業者から記録しており、この頃から短期離職は珍しくなかった話である。現在60歳の人が若かった時のこと。
そもそも、どの時代でも、社会を良く知らない若者(高校生・大学生)が自分の働きたい会社を1発で見つけて、働き続けることが難しいのは定説かと。
1度働いてみて何か違うなと違和感を感じて転職するのは、当たり前だと考えている。
職業選択の自由があるから、転職に対して、誰かがとやかく言うことではない。どんな人生を送ろうが個人の自己責任だから。
他人の人生にいちいち口出しをするのは、他人の時間も自分の時間も無駄にするナンセンスな行為です。