職場に子どもを連れていくべきでない~子どもがいない全ての人に配慮しなければならない~

私には子どもはいませんけど、
たまたま社内の産前産後休業・育児休業に関する資料を見ました。

そしたら、こんなことが書いてあったのです。
職場に子どもを連れてきてはならない。
理由として、社内には不妊治療中の人や流産した人など様々な事情を抱える人もいるから、その人たちに配慮しなければならないとのこと。

社内の雰囲気が良くて、子どもを連れていけそうでも、
実は不妊治療している・流産した、その事実を同僚には伝えて無い人はいますからね。。。
復職後の人間関係を考えると、子どもを連れて行かないに越したことはありません。至極当然のアドバイスだと考えています。

ただ、様々な事情というのが、どこまでの範囲を指すか分かりません。
こういった方々は含まれるのでしょうか?
結婚したけど、(年齢的に遅すぎて)、子どもを諦めた人。
子どもを望んでいたけど、結婚できず子どもがいない人。

本来なら含めるべきで、資料にも記載するべきです。

実際は、こういう方々を含めるという考えは一切なかったと思われます。
まあ、結婚が遅いお前が悪い。結婚できないお前が悪いと
一蹴されるのがオチです。
男女ともに出産適齢期に結婚していないこと・できないことは自己責任なのです。

ダイバーシティを謳うなら、
このようなマイノリティーにも配慮しなければなりません。
一般的に、50歳未満で未婚の人・子無しの人は、少数派ではないですが、大企業・平均年収600万円以上の企業だと、少数派に該当するのでしょう。

大企業ほど、ダイバーシティに取り組んでいますが、
彼らの言うダイバーシティに、
結婚が遅い人・結婚していない人・できない人は含まれません。

本当のダイバーシティとは言えません。
ダイバーシティの対象とするマイノリティーを区別しているのですから。


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