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豊かな文章力がグングンと育つ本5選

豊かで面白い文章を書く人って、かっこよくて憧れますよね。僕は小さい頃から文章を書くのが好きなので、文章力に関する本があるとつい読んでしまいます。人に伝えるための文章も然り、このブログで常々魅力を発信している日記・ジャーナリングも然り、文章力があると自分の思いを形にして、人と分かち合えて感動できます。

今回は豊かな文章力が鍛えられる本を5冊紹介します。"豊かな"文章力のため、人の感情に働きかけるような文章力の本に限定して紹介します。

※ビジネス用の"スマートな"文章力を鍛える本が知りたい方は、こちらの「「論理的思考?何それ?」の状態から、考える力が圧倒的にインストールされる本5選」のブログをぜひ読んでみてください。


①「うまく言葉にできない」がなくなる言語化大全

この本は「言語化力」という抽象度の高い言葉を噛み砕いて説明し、言語化力の鍛え方を具体的に教えてくれる本です。この本を読めば、言語化力とは具体的に何を指しているのか、自分は言語化力の中でも何が得意で何が伸びしろなのかをピンポイントで特定することができます。

言語化力は「語彙力→具体化力→伝達力」に分解できると紹介されています。頭の中にある思考を言葉にして、具体的に落とし込んで、相手が納得するように伝える一連の流れを体系的に理解できます。言語化を学ぶ入門書として、言語化の全体地図を脳にインストールしちゃいましょう!

②伝わる・揺さぶる!文章を書く

「良い文章」に必要な要素を整理し、相手の心を揺さぶる文章力のエッセンスをまとめた本です。短期PJのリーダーとして、カリスマ的な「伝える力」でチームメンバーの共通認識やモチベーションを醸成していた、尊敬する当時の上司からおすすめされた一冊です。

この本は「"自分"の伝えたいことを言葉にする」と「読み手を想定して、言葉を"相手"に届けきる」の2つに分類できると思います。まず自分方向として、意見がない、または漠然としている状態から、自分が一番伝えたいメッセージを言葉として構築していきます。そして相手方向として、何のために書くか、読んだ人にどう言ってほしいかを明確にしたうえで伝える言葉を整備していきます。自分と相手の立場を捉えた上で人の心を揺さぶり、状況を打開し、結果を出す文章が書けるようになります。

③バナナの魅力を100文字で伝えてください

短い文章で相手の記憶に印象を焼き付ける方法論が書かれた本です。魅力的なキャッチコピーは、コピーライターに限らず全員が効用を享受できるものだと思っています。自己紹介で魅力的な一言が使えれば相手に覚えてもらえますし、伝えたいメッセージをタイトルで示せば、「あぁ、〇〇の件ね」と相手に動いてもらいやすくなります。

キャッチコピーの技術の引き出しを持つことで、文章がオリジナルに、そしてキャラクター性のあるものになります。相手の印象に残る言葉で、相手を感動させ、行動させることができるのです。

④さみしい夜にはペンを持て

僕が人生で読んだ本の中で一番大事にしたいと思える本です…!主に日記を書く意義、書き方を物語形式で伝えてくれる本ですが、日記の範疇にとどまらず「人生の面白さ」までじんわりと味わえる深い本です。

人生をゲームのように楽しんで、日記を連載小説のように書いていく。語彙力の分だけ世界が鮮やかになり、表現力の分だけ世界が深くなっていく。この本を読むことで書くことの素晴らしさに気づけるのはもちろん、自分の好きなところも嫌なところもひっくるめて受け入れられる優しさがあります。また、この物語は海を舞台としたファンタジーで、人間世界を比喩した表現がふんだんに使われています。僕はこの本のおかげで比喩表現の能力が一気に上がりました。

⑤書けないんじゃない、考えてないだけ。

この本はエッジが効きすぎていて、好き嫌いがかなり分かれる本だと思います。僕は正直あまり好きな本ではないですが(笑)内容が刺激的すぎて僕の文章力に図らずも影響を与えた一冊ですので、紹介します。

この本は一言で言えば「心の奥底に眠っている密度の高い感情を引っ張り上げて、相手の脳天を揺さぶる文章力を感覚的に身につけられる」本です。「考えるな、感じろ」を体現したような本です。だいぶクセが強いです。クセが強いあまりに、自分の心にあるドロドロした感情を力ずくで言葉にして、生臭いほどに生き生きした文章を書けるようになります。相手のハートに言葉をブッ刺し、酔いそうになるくらい感情を揺さぶる言葉のパワーを手に入れたい人におすすめです。

言葉を届けて、分かち合える感動を味わおう

言葉は、思考や感情を人と分かち合うためのツールです。自分自身にベクトルを向ければ、自分の本心に気づけて、より自分らしい生き方ができます。相手方向にベクトルを向ければ、心動かされたことを人に共有して、感情を分かち合う感動を味わうことができます。

言葉という絵筆で思いを描いて、相手の心を動かし、相手と手を取り合って行動し、世界を切り開いていきましょう。

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