金があれば幸せは本当か
読んだ。
このまとめには複数の話が掲載されているが、今回言及するのは「人生の大半の問題は、金で解決できるって話。」である。
生徒にお金の教育をするという方針に対し、モブ先生がありがちな反対を行う。そんなことをしたら拝金主義者になってしまう、子供は純粋無垢で伸び伸び育てるべきだ、と。
こういう頭の悪い反対に対し、主人公は言い返す。これからの時代は資産形成の知識が必要だ。人生の諸問題はお金で解決できる。金について学ぶと拝金主義になるなど、どういうデータをもとにはなしているのか、と。
ここまではそれなりに賛成できる。俺もブログやnoteで資産形成の話を何度も書いている。お金のことについて、学生の頃から学ぶのは悪くない。しかし、問題はその後だ。
『ドラゴン桜』も『インベスターZ』も、こういうところが引っかかる。愚かなモブに対して理路整然とした反論を行い、話の説得力を出したところで極端なことを述べる。それで極端な主張も正しいそうに思わせてくるが、それで飲み込まれてはいけない。
今回の問題は、さんざん「データをもとに話せ」とか「なんの根拠もない個人的感情で判断を下すな」と言っておきながら、自分も最後は個人の意見で締めている点である。幸福度の観点で言えば、お金は「あればあったらだけいい」とはならないのに。
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