靴磨きの少年が積立投資をしたらどうなるか

数日前に書いたこれ。

この時は面倒なので一括投資としたが、やはり積立投資ならどうなるのか気になる。そこで計算してみることにした。

まず年の設定である。前回は大恐慌が始まった1929年をスタートとしたが、ちゃんと調べたらケネディが「靴磨きの少年」と出会ったのは1928年であるらしい。なのでスタートは1928年とし、靴磨きの少年ことパット・ボローニャはこの時に22歳とする。

ダウ平均株価のWikipediaでは各年の終値が書いてあるので、これを使う。ボローニャは年に1回、ダウ平均株価に連動する投資信託を購入する。面倒なので信託報酬などの手数料や分配金、そして税金は考慮しない。

続いて、1928年当時のドルの価値を調べてみた。

これによれば、1928年の100ドルは2021年の1,642.27ドルに相当するらしい。そこで年間200ドルを投資するものとする。つみたてNISAの年間40万円に近い価値になるはずだ。

前提が定まったので、ボローニャの「投信あしあと」を見てみよう。まずは最初の4年間。

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