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『はなを くんくん』 ルース・クラウス ぶん    マーク・シーモント え    きじま はじめ やく      福音館書店


桃の節句も過ぎて、桜の蕾も膨らみ始めた🌸 今の季節は、今か今かと暖かくなる日を、植物も動物も待ち侘びている気配を感じる。

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エネルギーを蓄えて、静かに待っている。

焦ることもなく、ただ、その時を待っている。

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みんな眠っているんだから、あなたもわたしも眠る。 1人彷徨っていても、餌もなけりゃ、寒さで自分がやられちゃう。

頑張らなくて良いってこと。 だって、みんな寝てるんだもんね。

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おぉ?? くまさん、目を覚ました!

“くんくん くんくん”

何のにおい? 何のかおり?

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目を覚ますときは、一斉に。。

カタツムリ🐌だって、リスだって🐿、、

何でわかるんだろう? 鐘がなるの? カレンダーがあるわけでもないのに、、

動物の不思議。 

自然の不思議。

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私たちも人間という、哺乳類。動物だ。

なのに、春夏秋冬、動いてる。カレンダーどうりに仕事に行って、時間になったから、ご飯を食べる。チャイムがなるから、帰ろうか。

自分で匂って、お腹が空いて、眠たいから眠るって、ワガママなのかな?

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その時がきたら、花が咲く🌼

それまでは、ずっと土の中。いないわけじゃない、忘れたわけじゃない、ちゃんとそこにいる。

そんな時に、必要な人が、物が、そろっている。

それが、きっと自然のリズム🌿

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