今さら聞けない『福岡市民の祭り「博多どんたく港まつり」』
博多、の周縁部で育った私。
「博多どんたく」って何ですか、と問われれば、
「習い事とかしている人たちが、博多とか天神とかのあちこちのステージで日ごろの成果を見せる大発表会です。」
とちょっとドヤ顔で説明してた。
内心、これでは説明になってないよなーとは思っていました。
だから、今後のために、調べたことをメモしておく。
さらっと読み流してしまいそうだけど、一応「松ばやし」が何なのかも調べとく。
いっつも緑色で、その名称も洒落になってる「松」を使った新春のお祝いが室町時代に京都で流行ってて、それが博多に伝わって、「博多松囃子」になった、ということらしい。ここまではOK。
急なオランダ語だけど、まぁ、この辺もOK。キャッチ―な名前を探してて、苦肉の策で出したオランダ語が、なんとなく語感的にしっくり来て、誰かの英断で決まっちゃったんだろう。OKです。
オランダ語の登場は、イメージが遠すぎて、「ま、いっか」ってなるんだけど、この「港まつり」が謎なんよねー。確かに博多も天神も海が近いんだけど、あんまり港感ないし、博多港がメインステージなわけでもないし。
でもねー。確かにあちこち書いてある。「博多どんたく港まつり」
ここにきてWikipediaからの引用
「博多どんたく港まつり」になる前段として、「松囃子どんたく港祭り」というのがあったらしい。それが戦後間もない1949年。
ということだから、1949年頃は、「港」への思い入れが大きいのかもしれない。
名前の謎だけで、ちょっと長くなっちゃったな。で、松囃子の話に戻る。どんたくは、松囃子が起源となっているとのことだけど、今となっては、「博多どんたく」の中に組み込まれる形となっているらしい。
これまでの引用記事のリンク先を全部読んでまとめると、
・室町時代に京都で正月をお祝いする松囃子が流行る。
・1179年頃、博多にもその文化が入ってくる。
・博多松囃子が派手化して、1872年に知事から禁止される。
・これは禁止されてるやつと違いますよーといって、違う祭をしだす。これが「どんたく」
・戦争が終わって、松囃子ができるようになる。
ということのようだ。
だから、博多どんたくとは、
「習い事とかしている人たちが、博多とか天神とかのあちこちのステージで日ごろの成果を見せる大発表会です。」
で、ほぼ間違ってないのだけど、その起源であり、今もどんたくの中で生きている博多松囃子は忘れてはならないなぁと思った。
だから、今年は博多松囃子をメインに観に行こうかなぁ、なんて思ってる。
「写真提供:福岡市」