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世界的演劇祭を目指すという、豊岡演劇祭2020に行く(準備)。
豊岡演劇祭への切符を手にした。
新型コロナ感染症が、世界を覆うようになるよりも前、豊岡演劇祭のフェスティバルディレクターである平田オリザさんが、「豊岡演劇祭は、アジアのアヴィニヨン演劇祭を目指す」と仰っていたという記事を読んだ。
アヴィニヨン演劇祭は、南フランスの小さな都市で行われる、世界的な演劇祭。その存在を知った学生時代からの、憧れの演劇祭なのだけど、未だその地を踏むことができていない。
その演劇祭を、日本でやるというのだから、興奮した。
結局、感染症対策で、縮小せざるを得なくなったということなのだけど、それでも、これから大きな演劇祭へと成長する見込みのある企画をこの目で見ておきたいと思い、特別定額給付金をつぎ込み、Go To トラベルを駆使して、旅行プランを立てた。
兵庫県豊岡市。福岡からだと、まぁまぁ遠い。公共の交通機関を使うと、時間にして6,7時間、経費にして、往復4万くらいかかる。現地での会場間の移動も、結構距離があるっぽいから、乗り合って車で行くのがいいかなと思う。福岡からだと、高速道路を使って、8時間で着く。運転頑張る。
豊岡市には、城崎温泉という歴史ある温泉地がある。
温泉好きとしては、宿はここの近辺以外には考えられない。ただ、城崎温泉は、集中管理・集中配湯をしているということだから、温泉地全体が大きな循環風呂となっているとのことだった。「限られた温泉資源を有効に活用するため」ということだから、これに反するのは、ちょっと罪悪を感じるけど、なるべくフレッシュなお湯に浸かれる宿を探しまくった。
そういう周辺のこだわりだとか、休みの調整とかあったから、宿とレンタカーが押さえられたのが、チケット発売日の前日だった。チケット発売日に完売するようなお芝居のチケットを、これまであまり買ってこなかったのだけど、いいタイミングだったから、発売日にチケット買おうとした。
早速観ようと思ってた日時のチケットが売り切れてた。焦った。チケットを買えなければ、城崎温泉に泊まる意味が、ほとんどない。
お昼休みをまるまるかけて、観劇プランを立て直し、なんとかすべてのチケットを押さえることができた。めちゃくちゃ焦った。
泣く泣く諦めたのは、夜の公演。
他に選択肢がないというところまで一つに絞ったお宿は、夕食の時間がずらせず、思いっきり公演時間と被っていた。夕食を諦めるという選択肢もあるのだけど、演劇公演はお昼に集中して観ることにして、夜は夕食を取った。
浴衣で温泉街をぶらぶらできるということだから、夜はビール片手に大道芸を見ようと思う。すごく楽しみ。
あ、車中で聴くためのプレイリスト作らなきゃ。