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「be動詞」と「一般動詞」の違いって?家庭教師の彩乃先生がやさしく解説
はじめに
「be動詞」と「一般動詞」、授業で習って覚えても、実際に英作文や会話をするときに「どっちを使えばいいんだっけ?」と混乱した経験はありませんか?
日本語では、「~である」や「~する」という表現に特別な違いはありませんが、英語では「状態を説明するbe動詞」と「動作を表す一般動詞」がきちんと区別されています。このルールを理解することで、英語の文がぐっと作りやすくなります。
この記事では、家庭教師の彩乃(あやの)先生と中1の咲希(さき)さんの会話を通じて、「be動詞」と「一般動詞」の違いをスッキリ整理し、その使い分けを分かりやすく解説していきます。
be動詞と一般動詞の違いがわからない
咲希ちゃん:彩乃先生、この前学校で『be動詞』と『一般動詞』を習ったんだけど、どう違うのか全然わからなくて…。例えば『I am a student.』と『I play soccer.』って、どっちも英語の文なのに『am』がつく場合とつかない場合があって、頭の中がぐちゃぐちゃになっちゃうの。そもそも『be動詞』って何なの?
彩乃先生:「そうなんだね。でも、それはよくある悩みだから安心して!『am』がいるときといらないときの違いを整理してみようね。一緒にやればきっとスッキリするよ!」
be動詞は状態や場所を説明する動詞
彩乃先生:「まず、『be動詞』について説明するね。be動詞は『~である』とか『~にいる』っていう意味で、状態や場所を説明するときに使うんだ。」
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彩乃先生:「たとえば『私は学生です』って言いたいときは『I am a student.』って言うよ。この『am』がbe動詞で、『私は学生である』っていう状態を説明しているんだ。」
咲希ちゃん:「なるほど、be動詞は『状態』を表しているんだね。」
彩乃先生:「その通り!他にもこんな文があるよ。」
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彩乃先生:「be動詞は『~である』とか『~にいる』みたいに、誰かや何かの状態や場所を説明するのに使うんだよ。」
一般動詞は動作や行動を説明する動詞
彩乃先生:「次に『一般動詞』だよ。一般動詞は『動作』や『行動』を表す言葉なんだ。」
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彩乃先生:「たとえば『私はサッカーをします』って言いたいときは『I play soccer.』になるよ。この場合、『play』が一般動詞で、『サッカーをする』という動作を表しているんだ。」
咲希ちゃん:「あ、be動詞は『状態』で、一般動詞は『動作』なんだね!」
彩乃先生:「その通り!じゃあ、次はこの2つを比べてみよう。」
be動詞と一般動詞を比べてみよう
彩乃先生:「be動詞と一般動詞を混乱しやすい理由は、それぞれが文の中で違う役割を持っているからなんだ。これを比べるとわかりやすいよ。」
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彩乃先生:「1番は『私は学生です』っていう状態を説明している文で、2番は『私はサッカーをする』っていう動作を説明している文だね。」
咲希ちゃん:「あ!違いがわかるかも。『私は学生です』みたいな動作じゃない文にはbe動詞を使って、『サッカーをする』みたいな行動には一般動詞を使うんだね。」
彩乃先生:「その通り!これを意識すれば、混ざらなくなるよ。」
練習してみよう!
彩乃先生:「じゃあ、練習問題をやってみよう!次の日本語を英語にしてみてね。」
私は先生です。
私はテニスをします。
彼女は幸せです。
彼らは毎日走ります。
咲希ちゃん:「えっと…」
1番:I am a teacher.
2番:I play tennis.
3番:She is happy.
4番:They run every day.
彩乃先生:「すごい!どれも正しいよ!ちゃんとbe動詞と一般動詞を区別して使えているね。」
咲希ちゃん:「ありがとう!最初はぐちゃぐちゃだったけど、今は自信がついてきた!」
まとめ
最初は「be動詞」と「一般動詞」の違いに混乱していた咲希ちゃんでしたが、「状態を表すbe動詞」と「動作を表す一般動詞」というポイントを意識することで、しっかり使い分けられるようになりました。
英語の文法は、一度概念をしっかり理解できると、その後はスラスラと進めるようになります。しかし、つまずいているポイントを解消できないままだと、その基礎を土台とする次の範囲も理解が難しくなり、さらに混乱が深まってしまいます。
家庭教師の指導は1対1で行うため、今回のように概念を理解する必要がある内容でも、生徒さん一人ひとりのつまずきに寄り添いながら、丁寧でわかりやすい指導を進めることができます。生徒さんの理解度に合わせて説明を工夫できる点が、家庭教師ならではの強みです。