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お年玉の金額相場って?年齢・学年別の目安
はじめに
子供たちにとって、お正月の特別な楽しみのひとつが「お年玉」ですよね。子供時代のお正月は、一年の中で他の時期には考えられない大きな金額を手にすることができる、特別なイベントでした。
私が子供だった頃の金額
1975年生まれの私が小中学生だった頃、両親や祖父母、親戚からもらえるお年玉の金額は、1人あたりだいたい2000~3000円程度でした。合計すると毎年約1万4000円ほどになっていた記憶があります。
しかし、学校で友達に話を聞くと、合計額が3万円を超えている子もいて、少し悔しい気持ちになったことを覚えています。
さらに中学生になると、隣の席の女の子が「毎年だいたい15万円くらいお年玉をもらっているよ」と話していて、とても驚きました。
その後、高校生や大学生になると、お年玉の一袋あたりの金額が少しずつ増え、だいたい5000円札や1万円札が入っていたことが印象に残っています。
現在のお年玉の相場は?
現在のお年玉の相場について調べてみました。
参考にしたのは、「お年玉相場金額早見表」というサイトと、「マイナビニュース」の「お年玉の一袋当たり平均額はいくら?」という記事です。
まず、年齢が上がるほどお年玉の金額も増える傾向があるのは、今も昔も変わりません。そして、私も小学生の子供がいますので、うすうす予想はついていましたが、私が小学生から大学生だった1980〜1990年代と比べても、現在の相場はほとんど変わっていないことが分かりました。
一袋あたりのよくある金額は、以下の通りだそうです。
幼稚園児:1000円
小1・2年:1000円
小3〜6年:3000円
中学生:5000円
高校生:10000円
大学生:10000円
また、子どもがもらえるお年玉の総額は、小学生では1万円台前半、中学生以上では1万円台後半というケースが多いようです。この点も、私の子供時代とほとんど同じでした。2017年ごろの別の統計では、小学生は1万円台後半、中学生は2万円強という結果が報告されています。母集団や調査方法の違いはあるものの、この結果から、一人あたりのお年玉の総額は以前より少なくなっている可能性が考えられます。
お年玉の使い道
最後に、お年玉の使い道についてですが、マイナビニュースの記事によると、6割以上のご家庭が「貯金する」と答えています。また「子供と相談して使い道を決める」「子供に使い道を任せている」がそれぞれ2割前後です。
私が子供だった頃、私の両親は、お年玉の3分の1程度を自由に使わせてくれて、残りは貯金していました。統計などがないので、私が感じていた肌感覚なのですが、小・中学生だった1980年代、貯金するというご家庭の比率はもっと少なかったような気がします。社会全体で、節約志向が強まっていることが影響しているのでしょうか?
「お金を有効に使う」ことを学ぶ良い機会として、お子さん自身にお年玉の一部だけでも使い道を考えさせてみるのはいかがでしょうか。たとえ使い道を後悔することがあったとしても、それも大切な学びの一つになると思います。