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勝ち切る覚悟。横浜ベイスターズ。

2024年、11月3日。
横浜DeNAベイスターズが26年ぶりの日本一に輝いた。
球団公式ドキュメンタリー映像が、全国の映画館で公開されている。
今日、見てきたてホヤホヤの感想を。

私は、歴約10年。比較的新規のファンである。
暗黒時代を知らない。
古参ファンからすれば、ベイスターズの何を語っているんだ、と詰られるかもしれない。
強くなったから応援しているだけ、と思われるかもしれない。
けれど、私はベイスターズが大好きである。

きっかけ
私は、元々中日ドラゴンズのファンをしていた。
祖父のルーツが長野県の下の方にあるので、我が家は父ともにドラゴンズファンの家系だ。
祖父の家に遊びに行けば、当たり前のようにTVには中日戦が流されていた。
私は、必然的にドラゴンズファンとなる。

アライバコンビや、浅尾選手、岩瀬選手の黄金リレー、大エース川上選手。
常勝球団には、大スターがたくさんいた。
私は、英智選手に特に憧れを抱き育った。

転機は大学生の時に訪れる。
友人に誘われて横浜スタジアムに観戦に行く事になったのだ。
惹かれた。打ち勝つ大味な野球に。
勢いのある選手達、球場の熱気に。
スタジアムの開放感に。
心が、動いた。

いつの間にか私はベイスターズファンを名乗るようになっていた。
新規ファンである事を伝えるのが恥ずかしく、隠していたのは黒歴史である。
私は、ベイスターズの過去を何も知らなかった。

三浦大輔投手の引退試合
チケットが取れたから、一緒に行かないか?
とベイスターズファンの友人から誘いを受けた。
私をベイスターズに引き込んだ張本人だ。
代々熱いベイスターズファンの家系で育った彼は、幼い頃から応援し続けていた。
中でも、三浦投手の熱狂的ファンである彼にとって本当に大切な試合だった。

私で良かったのだろうか?
そんな思いは胸にしまい、私は球場へと向かった。

6回3分の1を投げ、10失点。
それでも三浦コールは鳴り止まなかった。

背番号18。
偉大な背中は、私に明日への活力をくれた。
何も知らない私に、横浜ベイスターズの歴史の一端を見せてくれた気がした。

時を経て、三浦監督が誕生した。

2024シーズン。
私は忙しない日々に追われ、自然と試合を観る機会が減っていた。
それでも、結果は毎日確認する。
私の大好きな山崎康晃投手の登板機会は更に減り、ビハインドの場面や回跨ぎでの登場もあった。
筒香嘉智選手の復帰には、心が踊らされた。
現地で観たホームランは、目に焼き付いて離れない。
結果に一喜一憂した。
気がついたら、日本シリーズ出場を決めていた。

感想。
ドキュメンタリーに映された裏側。
キャプテンの牧秀悟選手の想い。
プロの選手の意地、そしてチームに対する想いを
目の当たりにした。
オースティン選手は、怪我を押して出場していた。
東投手だってそうだ。
離脱した山本祐大選手の無念。
ファンの涙。
スクリーンに映し出された紛れもない実話に、勝ちへの執念を見た。

まぁ、お涙頂戴の綺麗事は一旦置いておくとして。
私が1番学んだのは勝つことの難しさ。
チームが1つの方向に向かう事の難しさ、だ。
スポーツをやっている端くれの身としては、とても考えさせられた。

FAする選手が、
チーム愛はないのか?結局お金だ!
だのと叩かれているのをよく目にする。
私は勝利主義者でもチーム愛に正義を感じているのでもないので、特に意見はない。
現実は、何処まで行ったってそんなもんだ。

最後に。
プロの世界だ。
仕方がない事だ。
私は、濱口選手がとても好きだった。
2017年の日本シリーズの快投は、忘れられない。
映画の中で、濱口選手が投げている所を見て少し寂しくなった。
濱口選手、そして上茶谷選手。
新天地でも頑張って下さい。

って誰が言うとんねん!!

長々と。
ここまで読んでくれてありがとうございます。


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