漆黒のブラックと生きた6年を振り返る
6年使っていたスマホを買い換えた。コンテストの賞金(アマギフ)で。
コツコツ貯めていたスマホ貯金が帰省による交通費で見事に吹っ飛び、絶望していたところに転がり込んできたのだ。棚からぼた餅ならぬnoteからアマギフ。
ありがとうnote、ありがとうPanasonic。めっちゃ助かった。
新しいスマホは、カメラの性能とバッテリー容量に惹かれてGoogle Pixel 5を購入。カメラは端末が届いてすぐに先代スマホと比較撮影してみたのだけど、これが笑ってしまうくらいすごかった。
まずは先代のGalaxy S5で撮影したもの。ご覧の有様だ。漆黒のブラックである。頭痛が痛いみたいな表現しか出てこなくなるくらい何も写っていない様は、まさに「何色にも染まらない」という強い意思を感じさせる。
さあ、これを期待の新人Google Pixel 5で撮影してみよう。
嘘やん。
こんな即堕ち2コマシリーズみたいなことある? 何色にも染まらないんじゃなかったのか。あの鉄の意志はどうした、漆黒のブラックよ。
空なんて、紫の絶妙なグラデーションがどことなく宇宙の神秘を感じさせる。こっちの方がよっぽどギャラクシーではないか。看板に偽りありまくりである。
今回の撮影で漆黒のブラックの意思は砕かれたが、Google Pixel 5の評価はうなぎ登りだ。
カメラ以外にも、アプリの起動がスムーズだったりバッテリーの持ちが良かったりと、スマホでの作業がとても快適になった。大切に使いたい。
ちなみに本田家はスマホを6年酷使する漆黒のブラック体質なので、Google Pixel 5にはできるだけ早急に腹を決めておいていただきたい。
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以前のスマホに残っているメモを読み返してみると中々面白い。すっかり忘れていた覚え書きや愚痴なんかが無限に出てきてついつい読みふけってしまう。
たとえばこちら。
タイトルすらついていない。よほど腑に落ちなかったと見える。
画家活動をしていたころ、展示を見に来た男性に「若いんだから顔出しした方が良いよ。あとスカートとか履いた方が人気でるよ」とアドバイスをいただいたことがあった。何も買わないのに注文はつける人だった。
それをあるタイミングで思い出して、衝動的に残したメモなのだろう。これは。何となく思い出してきたぞ。
ちなみにこのアドバイスは今でも納得していない。私に顔出しするような根性があるなら、今頃きわどい水着を着てYouTubeでライブペイントを配信している。
絶対にないことだが、もし彼の助言を間に受けて顔出し配信をしたら、きっとスパチャではなく荒らしやアンチコメントが吹き荒れる放送になっていただろう。嵐だけに。言うてる場合か。
メモの男性はこの後も色々と私にアドバイスをくれたのだが、いつからかフェードアウトしていったため現在は消息不明である。人との繋がりとは儚いものだ。
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先にも述べたとおり、私は元々絵を描く人間なので以前の端末には自作のイラストも多く保存されている。
こちらも改めて見返すまで描いたことすら忘れていたようなイラストばかりで懐かしい気持ちになった。
私の6年をかいつまんでご紹介すると、
オーソドックスなイラストを描いたり、
とある番組の感想イラストを描いてみたり、
突然メガネのレンズが弾け飛んで呆然としたり、
面白半分で友人に情報商材を勧めて帰宅命令を食らったりしていた(本人から掲載許可をもらっています)。
ショボい人生経験しかないと思っていたけれど、こうして振り返ってみると色々とあったものだ。画像だけだとショボいことしか起こっていないように見えるのがもどかしい。
この裏では2週間で10枚の絵を仕上げるデスマーチが敢行されていたり、ネットストーカーを追い払うために奮闘していたりと、結構なドラマがあったのだ。これだと分かりづらいけども!
とはいえ、今までたくさんの思い出を保存してくれたGalaxy S5には感謝しかない。ありがとうGalaxy S5。
撮影した写真はちっともギャラクシーではなかったが、端末に内包しているカオスな記録は宇宙そのものだ。今まで本当にお世話になった。
これからの私の人生はGoogle Pixel 5に記録していく。
また機種変更をするときが来たら、振り返って面白い思い出をたくさん残せるように使い倒していきたい。
無茶を強いることもあると思うけど、これから数年間、よろしくお願いします。
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