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【へなちょこ欧羅巴紀行】29日目 雨のベルサイユ
<ご注意ください!>
このヨーロッパ旅行の日記は、2007年のものを掲載しています。
当時の情報そのままだったりしますので、ご注意ください。
特にためになる話は載っていません。
ただただ楽しんでいただけると幸いです。
▶︎29日目 雨のベルサイユ
本日は、パリからちょっと足をのばしてベルサイユ宮殿へ。
さすがはフランスの誇る名所!
チケットを買うだけでものすごい行列です。
腕に「北斗の拳」とタトゥーの入っている青年からチケットを購入(13・5ユーロ! 高すぎ!)し、さて見学だわと入口に行くと、これまた長蛇の列。
しかも、大雨・・・。
洗ったばかりのジーンズは、またしてもドロドロになってしまったのでした。
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何とか宮殿の中に入ると湿っぽいにおいが立ち込めています。
雨の湿気と昔からある建物の匂い。
世界史は得意じゃないけど、革命時はここにまでフランス市民が押し寄せたのね。
(遠いのに。いやそんな問題じゃないと思うけど)
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中はほんまに豪華絢爛です。
住みにくそうでかなわん感じです。
ちなみに、ここの日本語ガイドはなんだか芝居がかっていて面白かったです。
こちらに来た際は、是非とも借りて聴いてみてください。
▶︎外へ(晴れてよかった!)
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さて、メインどころを観終わった後は庭園に出てみました。
何とか雨もやんでいたし、何しろ広い!
一応、グランだのプチだののトリアノンでも行こうかとひたすら歩くと、またまた雲行きが怪しい。
しょうがないのでお昼休憩ということで、庭園の片隅にあるスタンドでワッフルを購入。
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でも大雨なので座るところもなく、立ちっぱなしで食べたのでした。
でもおいしかった!
熱いコーヒーで暖まったし!
お天気が良ければ、水辺でのんびりできそうだったのですが、本当に残念な結果となってしまいました。
天気がまたよくなってきたので、ぬかるみに足を取られながらもグラン・トリアノンに到着。
でも、ここまで来てさらにこのグラン・トリアノンに入るには9ユーロかかることが発覚!
はい。我々へなちょこ隊は、もちろんそんな無駄遣いはしません。
さっさとパリに帰っていったのでした。
(今思えば、せっかくパリまで行ったのにどうして?!)
▶︎パリで街ぶら
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パリに戻ってからは、パレロワイヤルでのんびりしたり、迷いに迷ってたまたま通りかかったギャルリー・ビビエンヌというアーケードの中にあるおもちゃ屋さんでちびっ子のいる友達へのプレゼントを購入。
その後もぶらぶらお買いもの(主にウィンドーショッピング)を楽しんだのでした。
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【2007年7月3日パリ/20,690歩】
(2007年そのままの文章)
▶︎2025年の私から
このころ、もう我々は西洋文化(特に豪華絢爛系)に飽き飽きしていて、おそらく旅の最初に来ていたらもっとテンションが上がっていたんじゃないかと。
旅のメモを読み返してもさらっと書いている感じでした。
そんな中でしっかり描かれていたのが日本語音声ガイドのこと。
宮殿には、すぐ入れると思っていたらまずチケット購入で並び、入場にまた並ぶ。
しかも、大雨・・・。
洗ったばかりのジーンズが、またドロドロであります。
そして、思いがけず高い入場料!
13€って・・・。
でも日本語音声ガイド付きでした。この音声ガイド、今までの音声ガイドの中で一番美しい発音と、スバラシイ話術を持っていらっしゃいます。
ちょっとした小芝居も入って結構じっくり聞ける内容でした。
とにかく、お金がなかったんだなあと端々に感じる旅日記w
今の金額を調べたら22ユーロでした。
めちゃくちゃ値上がりしてるやん!
今旅していたらもっと動けなかったな。
ベルサイユ宮殿は、実はこの時初めて行った場所でした。
パリ市内から行くとちょっと郊外にあるので、メトロで気軽に移動というわけではなかったような。
一回行ったらもういいかな〜という印象です。(モンサンミッシェルでも同じようなこと言ってたけど)
それにしても、本文に書かれている“腕に「北斗の拳」とタトゥーの入っている青年からチケットを購入”って気になりすぎる・・・。
▶︎オススメ映画とマンガ、Podcast
●『ベルサイユのばら』池田理代子 (著)
ベルサイユ宮殿といえばもちろんこの作品!
昔アニメ見ていたな〜とか思ってますが、実は全巻通しで読んだことなかった気がします・・・。
姉が持っていたマンガは、なぜかマリー・アントワネットの処刑シーンが入っている巻しかなかったような覚えがあって、「なんて恐ろしいマンガ!」と子供ながらに思っていました。(そして勝手に欲しいといった友人にあげてしまった。姉よ、今更だけどごめん)
もうすぐ劇場版アニメも公開されるし、ちょっと見に行ってみようかな。
●COTEN RADIO【9-1】フランス革命ーWant you! 市民のハートに、レボ☆リューション!
ほんと、COTEN RADIOのおかげで、物事の解像度が上がり色々面白くなってきました。
フランス革命も、ぼやっとした知識しかなかったのが面白く学ぶことで色々と見えてきた部分が多いです。
今ベルサイユ宮殿に行ったら色々楽しめるのになあ。
●映画『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』
「アラン・デュラス」の名前は、なんとなく聞いたことがある程度で、そこまで詳しいわけではなかったんだけど、この間、たまたま本屋さんかどこかでこの名前を見かけた。
それで少し気になていたんだけど、本当にその程度。
でも、この映画を見て、ピンと来たわけではないけれど、正直すごく興味深く見ることができた。
まず、結構いい年齢のはずなんだけど世界中を飛び回っていて、本当にタフ!
パリにいたかと思ったら、今日は日本、次はフィリピン。
とにかく世界中を飛び回っているのだ。
それも、しんどそうとかイヤイヤではなく、とても楽しそうに。
この作品では、ベルサイユ宮殿に宮廷レストランをオープンさせることを中心に描かれているため、もちろん、またベルサイユに行くことがあれば、彼の素敵なレストランにも是非行ってみたい。(もういいわっていってたくせに)