もう一度、彼の笑顔を見られるならば
以前、書いた記事で登場した彼。
実は、あの記事の1ヶ月後、色々あって
もう一度付き合うことになった。
元々、嫌いで別れたわけじゃなくて、人としても尊敬できるし、私も彼に対して少しの未練があったのかもしれない。そして、彼の就職先が私が兼ねてから就職を希望していた京都であったことで、終わりの見える遠距離で未来がある程度想像ついたから、迷いに迷った末、再びお付き合いすることになった。(迷ったとかすごく偉そうですが笑)
あと、単純に女子大からの助産コースだったから出会いもないし、出会いがあってもモテません!(笑)
以前の記事でも書いたように、彼の幸せを願っていたものの、私は復縁は全く考えていなかった。大学院が忙しくてあまり遊べなくなって相手に寂しい思いをさせることが分かっていたから。それに、助産師になるために、やるべきことが多すぎて、あまり恋愛的な方向に向いていなかったな。
そして、私は一人の時間や友達と縛りなく過ごす時間が好きで、その時間は誰にも邪魔されたくない。周りの子たちは彼氏を作りたいとか、結婚を就活のように真剣に捉える子が増えていたけど、私はまだ、学生ということもあって、どうもそう思えなくて。
その労力があるなら一人でぶらっと映画に行ったり、行きつけのコーヒー屋さんに行って、いつものハニーラテとナッツのタルトを食べて、店員さんとたわいのない話をする方が、癒されるし、楽しいと思ってしまう。純粋に…(笑)だから、今はいらないと思っていた。
そんな感じで一人を満足しきっていた私は、復縁当初、あまり気が乗らない(なんて言えないけど)というか、これで良いのか?と思っていた。
だけど、この1年を通して、病気を抱えながらも高校の時のように良く笑うような彼に戻っていて、京都から福岡まで3時間と3万円をかけて、会いに来てくれる。会えばまた今度も楽しみだなあ、頑張ろうってお互いに頑張れるし、毎日一言でもラインや電話をくれたりと、とても大切にしてくれてくれていることが伝わる。そして、私も一緒にいると優しい気持ちになれるのだ
「誰かと付き合う」上で、行動など縛られるのは嫌だったけど、彼とはそんな制限とかもなく、連絡を急かす・急かされることもなく、自分が思っていたよりも、自分の時間も十分に楽しく過ごせている。感謝しかない。
うーん、私が言いたいことは、そう言うことだけじゃなくて。
大学1年の春に差し掛かるころ。強迫性障害やうつ症状でどうなるか分からなかった彼が、笑えなくなっていた彼が、目の前で笑ってくれている。もう彼の笑顔を見られないと思っていたのに、その姿を見て、聞いて、感じられることが、とても嬉しい。だから、また付き合えて良かったし、ご縁があれば一度別れても、また繋がるもんだなあと思っている。
どうかこれからも、私の隣で、そうやって笑顔でいてほしい。笑って楽しみを見つけながら生きるところまで漕ぎつけたのは、家族や親友の存在もあるだろうけど、本人が本当に強いからだと思うのだ。(私も同じように症状があるならば、命を絶っていたかもしれない。)
だから、ずっと今の彼のままでいてくれるように。もっと美しいものを見て美しいと思えるように、楽しいことを楽しめるように。叶うならば、私が綺麗だと思った花や、山や海を一緒に見て、綺麗だねって言い合いたい。美味しいものを見つけたら、誘って一緒に食べに行きたい。
遠距離はあと1年ちょっとは続くわけで、彼の気持ちだったり、私の取り巻く環境がどう変化するのかは、誰にも分からない。別れる可能性だって十分にある。だけど、彼と過ごせている今のことは、きっと。いや、絶対、、後悔しないだろう。
高校の時に好きになって、お互い初めての恋人で、一度別れて、そんな人と、またこうして一緒にいられるのは、誰でも出来ることじゃないもんね。この時間があっただけでも、最高の贈り物だ。
一度、ズレてしまって、もうニ度と彼と会えない話せないと思っていた2年間。
またこうやって、付き合って、毎週話してもうすぐで1年になるって、ふとした時に考えて人生って不思議だなあと思う。
不思議だな〜
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?