宮沢賢治さん「星めぐりの歌」との出会い。私の人生も、捨てたもんじゃないな。
こんにちは〜honaです!
今日はまた、素晴らしい出会いがあったことを、残しておこうと思います。
それは、宮沢賢治さんの「星めぐりの歌」に出会えた事です。
きっかけは、先日記事でも少し触れた、幼稚園での保育参加でした。
娘の通う幼稚園では、日本のわらべうたや手遊びの歌を保育中に先生方がたくさん歌ってくれます。娘が幼稚園で聞いてきた歌を家でもずっと楽しそうに(自分の一部にしたように自然に)歌っているので、そのことは前々から知っていました。
保育参加でも先生方の歌を楽しみに楽しみにしていて、たくさん聞くことができて嬉しく思っていました。そして、その中でも心に残った歌があるなぁとは感じたのですが、歌詞も旋律もその1度きりだったので覚えていられずに、検索はできないままでいました。
それが、1学期最後の日、娘が幼稚園からもらってきたドキュメンテーションの中に、「よく幼稚園で歌っている歌です。よければおうちでも口ずさんでみてください」と言葉を添えて、「星めぐりの歌 宮沢賢治作詞作曲」という歌が紹介されていました。
私がその歌の最初の言葉「あかいめだまのさそり…」と、旋律をつけずにただ言葉に出したところ、娘が旋律をつけて歌い始めてくれたのです。
すると、これ、保育参加で素敵だと思った歌だ!と気づきました。
そこで、すぐにYouTubeで検索してみたところ、なんといろんな方が歌ってらっしゃるんですね。昨年のオリンピックでも閉会式のパフォーマンスで使われていたとか。
最近テレビもニュースも全然見ないので、存じませんでした^^;
特にこちらの音源がお気に入りで、何度も繰り返し聴いています。
ついでに白状しますと、恥ずかしながら、私は宮沢賢治さんのこともこれまであまり知りませんでした。
そこで、この素晴らしい歌を作った方はどういう方なんだろう、どういった経緯でこの曲が作られたんだろうと言うことが気になったので、ちょっとだけウェブ検索してみました。
宮沢賢治さんは、岩手県でお生まれになり一時的に東京にいらした事はあったものの、その生涯のほとんどを岩手県で過ごされたそうです。結核や肺炎に侵され、38歳と言う若さで亡くなったそうです。
「星めぐりの歌」が作られたいきさつについては、検索でこちらに行き当たりました。
宮沢賢治さんは5人兄弟の長男で、妹さんをとても可愛がっていたそうです。しかしながら妹さんは病弱で、若くして亡くなられてしまったそうです。
この「星めぐりの歌」は、そんな妹さんが子供の頃、妹さんに夜空を見上げて星を眺めているような、そんな風景を想い描いてもらえるように作られたのかもしれないと言うことでした。
憶測の域を出ない話ではありますが、もしそうならば、とても納得いくなと思いました。
不思議と懐かしく親しみが持てる、優しい旋律。夜空にひかり輝く星を穏やかに思い浮かべることができる、言葉たち。
じんわりと、心に染み渡り、響き続ける。いつまでも、歌っていたくなる歌。
それらは、大切な人を想って表現されたものだから、人々の胸を打ち、愛され続けているのかなぁと思いました。
娘が今の幼稚園に通わなかったら、保育参加でこの歌が歌われていなかったら、ドキュメンテーションにこの紹介がなかったら。私は今のこのタイミングで「星めぐりの歌」に出会う事はなかった。
そう思うと、この曲に巡り会えたこと、さらにはこれまであまり目を向けていなかった宮沢賢治さんというとても偉大な方に興味を持つことができたことを、とても嬉しく感じています。
ただの偶然だし、たまたま今、知っただけ。
それは確かにそうだけれども、そうやって通り過ぎずに、いまこの瞬間にこの曲と宮沢賢治さんと出会えたことが、かけがえのない瞬間だと、心に刻んだっていい。
自然と、心が「嬉しい」と言っているのが、聞こえる気がしています。出会えて「よかった」と。
この世界には、まだまだ私が知らない素晴らしいものがたくさんたくさんあるということに、こういう時に改めて気づかされます。
もっともっと出会っていきたい。
これからの人生も、辛いこともきっとあるけど、きっと捨てたもんじゃない。ふとした瞬間に、こうして素晴らしい何かに、出会うことができるから。
そのために、アンテナをぴょんぴょこと張り巡らせていこうと思います(^^)
そしてやっぱり、こうした出会いのきっかけをくれる幼稚園に感謝を感じるとともに、その保育・教育実践のすばらしさを感じるばかりです。
では今日はこのへんで。
お読みいただきありがとうございました!
hona