【アルコールとの付き合い方を考える④】「依存性」「環境」が鍵。お酒を飲む文化はなぜ当たり前なのか?
こんにちは~honaです!
今週は、「アルコールとの付き合い方を考える」と言う1つのテーマでnoteを書く、という試みをやってみましたが、これが結構良いなぁと思ってきました!^^
その理由は、続けて同じテーマについて書いていくと、明日は何を書こう?とよく考えるようになって、こんな考えもあるあんな考えもある、そしたらアレも調べてみようかなぁみたいな感じで、考えが深まったりもっと文献を見ようと調べることができて、自分自身がすごく楽しい!と言うことに気づきました。
この「自分が楽しい」というのが、物事を続けていくにはすごく大事だと思っているので、来週もまたテーマを変えつつ同じテーマについて日々書いていこうと思っています。
ちなみに来週は「幼児教育を科学する」と言うテーマで、最近の脳科学や進化人類学からインプットしたこと、自分が考えたことをまとめていこうと思っています。お楽しみに!(言ってみたかった)
さて昨日はアルコールを摂取することによって「得られるもの」と「失うもの」について私なりにまとめてみました。ちょっと過激…というか極端な意見もあったかもしれません、気分を害された方申し訳ありません。。
「得られるもの」についてはすぐに思い当たる方が多いかと思いますが、一方で「失うもの」について普段落ち着いて考える事はあまりないかもしれません(そうですよね、だってその「得られるもの」が欲しいからお酒を飲むわけですから)。
もちろん美味しいお酒もあるし、そのお酒を作ってくださっている方々もいらっしゃる事は重々承知しています。
ただやはりアルコールを摂取することにはそれ相応のリスクがあると言うことをしっかり認識した上で、飲んでいくのがいいんじゃないかなとは思います。
そして今日考えていきたいのは、これだけ失うもの、デメリットあるにもかかわらず、お酒を飲むと言う文化が当たり前になっているのはなぜだろう?と言うことを考えていきたいと思います。
1.「依存性」がものすごく高い
いくつか要素があると思っていて、その中でカギを握るのはやはり、アルコールの依存性の高さだと思います。
お酒を飲むと、一瞬でものすごく幸せな気分になれますよね。
それは脳の報酬系というところにアルコールが働きかけるためのようですが、この幸福感・快楽こそが、依存を生んでいるらしいのです。
例えば、今回の我が家のようにものすごく健康に害があって病院に行くところまでは無いにしても、たくさん飲んだ翌日に二日酔いで気分が悪くなったり、そのせいで仕事のパフォーマンスが落ちたり、と言うことを感じている方は少なくないのではないでしょうか。
それにもかかわらず、私たちは、必ずまた飲んでしまいますよね?
よく考えたら不思議じゃないですか?いくらかの割合で具合が悪くなる、仕事に支障がある、つまり自分に悪いことが起こるとある程度認識していながらも、また飲んでしまうなんて。
それだけでなく、お酒をやめようと思った人が、なかなか飲むのをやめられないと言うこともあると思います。
そしてその「依存性」について、自分で身をもって実感しました。
私は普段お酒をほんとに飲まないのですが、この間キャンプに行った時に、何となく雰囲気で、100ミリ程度ビールを飲みました。
すると、それまでは全く飲む気がわかなかったのに、その後1~2週間は疲れを感じると、お酒を飲みたいと思うようになってしまいました。(飲まなかったけど)
ビールを飲んだときの「幸福感」を、脳が覚えてしまったのだと思います。
たった1度、しかも200ミリほどしか飲んでいないのに…。
改めて、アルコールが私たちの脳にとって、依存性の高いものであると言わざるを得ない、と実感しました。
2.「飲む環境」が巧妙に仕組まれてしまっている
もう1つの要素として、「環境」があると考えています。
今、どこにいってもお酒が買えますよね。スーパーでもコンビニでも、自販機でも買える。しかもストロング系酎ハイのように、アルコール度数が高いお酒が数百円で買えてしまう手の届きやすさ。
更に、皆様のおうちには、ほぼ必ずといっていいほど、お酒が置いてあるのではないでしょうか。飲みたいな~とちょっと思ったら冷蔵庫を開けて缶をプシュっと開けてプハーと飲める状況が、あっという間にできてしまいます。
このように、お酒が飲みやすい環境が整えられ過ぎてしまっていると思います。
ではなぜお酒が飲みやすい環境がここまで整えられてしまっているのでしょうか。
その大きな理由は、私は経済を回すため、税金を得るためではないかと考えています。
まず経済の観点。
アルコールを販売している会社は、大企業、中小企業含め世界中にたくさんあります。
日本だけで見ても、以下のサイトによると酒類の市場規模は2020年度は3兆2050億円。同じ2020年度の国内総生産は約535兆円程度なので、割合にしたら1%にも満ちませんが、決して日本経済としても無視することができない市場規模です。
続けて税金の観点。
お酒には酒税がかかりますよね。
2019年の税収が64兆円、そのうち酒税は1兆2710億円。税収の約2%以下にすぎませんが、実は以下サイトを見ると、間接税のなかでは揮発油税に告ぐ構成比率。なんとたばこ税よりも4兆円も税収が多いのです!
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2020/pdf/002.pdf
この現状では、国としてはできれば酒税を減らすことは避けたいのではないでしょうか。なお加えて日本は、どうやら今のところお酒に関しての規制が海外諸国に比べてゆるい現状もあるようです。
そして上記のような経済を回し税収を得る目的を達成するために、研究開発など投資をどんどんしてたくさん買ってもらえるお酒を作り、それを多くの人たちが目に付くところに置く(お店や広告)という仕組みが、作られていると思います。
幸福感が一瞬で得られるようなお酒を作る(ストロング系チューハイなど)。
あらゆる場所に様々なタレントさんを使って広告を出してまるでお酒を飲むことが自然で当たり前なイメージを作り出し、スーパーやコンビニにたくさんの商品を陳列して、お酒が多くの人の目に触れるようにする。
このような、依存の高さを利用したお酒を買わせる仕組みが、既にがっつりと出来上がってしまっていると考えます。
3.結論
このフレームワークがありふれている現状があること、加えてお酒を飲んできた数千年と言う背景があること、この2つが相まって、お酒を飲むのは悪いことではないと言うような現在の風潮があるのではないか。と私の中で結論づけました。
・・・といっても完全に素人の個人的見解ですので、悪しからず(^^; 不備などあればご指摘いただけたらとても勉強になるので嬉しいです!!
今日は遅くなってしまったのでここまで。
明日は、お酒と似た性質をもつ「たばこ」と比較して、お酒の将来を考えていこうかな~と考えています。
お読みいただきありがとうございました!
hona