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5月第2週 今週のおすすめ「本の話」 5選

今週は第53回大宅壮一ノンフィクション賞が発表されました! また5月10日には文春文庫から砂川文次さんの『小隊』が発売されました。単行本からは千葉ともこさん『戴天』刊行インタビューをお届けします。

また来週20日(金)には山下澄人さんと千葉雅也さんの刊行記念トークイベントが行われます。さらに6月は坂井希久子さんの「歴史時代小説オンライン書き方講座」も開催されます。ぜひご参加ください。

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★第53回大宅壮一ノンフィクション賞は鈴木忠平さんと樋田毅さんに決定!

第53回大宅壮一ノンフィクション賞の選考委員会が2022年5月12日(木)に開催され、候補作品の中から鈴木忠平さんの『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』と樋田毅さんの『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』が授賞作に決まりました!

■書籍紹介『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』

■書籍紹介『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』


★芥川賞作家・砂川文次氏、戦争小説3篇収録の『小隊』を刊行

「ロシアによる北海道侵攻」という描写のリアル!

表題作の「小隊」では、“ロシアによる北海道侵攻”で、最前線の街となった釧路での地獄が描かれていおり、作中の軍事描写のリアルさは専門家を唸らせ、Twitterを中心にネット上で話題になり、異例の発売前重版が決定しました。

■書籍紹介『小隊』

また、5/16(月)には文藝春秋digitalで、東京大学専任講師の小泉悠さんと砂川文次さんによるオンライン対談イベント「ロシアを巡る『虚』と『実』」を開催します。こちらも合わせてどうぞ。


★松本清張賞作家の新作は、男たちの魂の闘いを描いた胸を熱くする中国歴史長編

千葉ともこさん『戴天』刊行インタビュー

 2020年に『震雷の人』で松本清張賞を受賞した千葉ともこさんの、デビュー第2作となる『戴天』が刊行された。玄宗皇帝が治める中国・唐の時代を舞台にした圧巻の長編歴史小説だ。この作品に込めた想いを聞く。

#1 ●「自分が勇気づけられた体験があって、英雄を描きたかったんです」

#2  ●「個人に何ができるのか――組織や時代の流れという大きいものに立ち向かう『個』が自分のテーマです」

■書籍紹介『戴天』


★<トークイベント>山下澄人×千葉雅也 制御をはみ出す言葉の先に

『君たちはしかし再び来い』&文庫『アメリカ紀行』刊行記念

 言語や小説の規範性に囚われない作品、と評されることが多い山下澄人さんの小説。一方で千葉さんも、『アメリカ紀行』は文章を制御することへのこだわりから抜け出ようとした先に生まれたものだと語っています。

『君たちはしかし再び来い』『アメリカ紀行』を端緒に、小説や言語の可能性について、お二人に語り合っていただきます。貴重な初対談を、どうぞお見逃しなく!

■書籍紹介『君たちはしかし再び来い』

■書籍紹介『アメリカ紀行』

★歴史時代小説オンライン書き方講座~講師:坂井希久子さん

<オンライン講座>オール讀物新人賞特別企画 「小説家」への道

2022年6月11日 Zoomウェビナー配信/~6月20日までアーカイブ配信!

講師:坂井希久子(第88回オール讀物新人賞受賞者)※文庫『江戸彩り見立て帖 朱に交われば』とセットになったイベントです。奮ってご参加ください。

■書籍紹介

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 本の話では「読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア」として、書籍にまつわる記事を配信しています。
 こちらもお楽しみ下さい!


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