3月第5週 今週の「本の話」 ベスト3!
3位★親が対応できる問題、専門機関に相談すべき問題
可愛い我が子が突然別人のようになる思春期・反抗期。衝動的で集中力や根気に欠け、誘惑に弱くキレやすい。その原因は未完成な10代の脳にありました。
『10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか』は近年進んできた研究に基づき、子どもへのより良い接し方を学べる、子育てに悩む親必見の書です。
児童精神科医である渡辺久子さんによる文庫解説をどうぞ。
2位★エマニュエル・トッドはなぜ世界の行方が見通せるのか? その秘密が分かる一冊
ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』
この本をを読み解くための最適なガイドが文春新書より発売中の『トッド人類史入門 西洋の没落』です。政治学、経済学ではわからない現代の混迷を人類学が解き明かすします。
こちらの本より、佐藤優さんによる「はじめに──思想の地下水脈」を公開中です。
1位★コンプラゆるゆる時代の“将棋界すべらない話”に共感
対局中の食事が話題になる棋士の世界。しかし本当のドラマは勝負後の打ち上げで起こる!
『将棋指しの腹のうち』は現役棋士、先崎学さんが描く誰も知らない勝負師達の素顔がわかる一冊です。
「将棋好き芸人」として知られるサバンナの高橋茂雄さんによる文庫解説をどうぞ。
●今週のポッドキャスト
【文春推理部】作家・乾くるみさんに聞く!
『イニシエーション・ラブ』『セカンド・ラブ』『ハートフル・ラブ』など、きわめて寡作ながら、つねに本格ミステリのありように一石を投じる作品を著しつづける作家・乾くるみ。厚いヴェールに包まれた謎のカリスマ作家がインタビューですべての疑問に答えました。前後編にてお届けします!
【前編】「執筆スタイルは?」「いま書いている長編は?」「趣味は?」「書くスピードは?」
【後編】愛のシリーズ掉尾を飾る『トライアングル・ラブ』の予定など
【文學界presents文学への道】⑫追悼・大江健三郎
ノーベル賞作家・大江健三郎さんが3月3日に他界されました。大江健三郎さんを偲んで、大江さんと小誌の関わり、読み継がれてほしい作品などを丹羽編集長と副編・波多野が語ります。
【話題作🎧試し聴き】『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたか』/朗読・水越健
オーディオブックの話題作を少しだけ試し聴きしませんか? スポーツノンフィクションの分野で3部門受賞作として話題の『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』がオーディブルとして登場しています。分厚いノンフィクションをオーディオブックでお楽しみください。
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