5月第4週 今週のおすすめ「本の話」 5選
今週は第9回「高校生直木賞」受賞作が決定しました!
5月24日に発売された吉川圭三さん『全力でアナウンサーしています。』と先月発売になった深緑野分さん『スタッフロール』からは著者インタビューをお届けします。文春文庫からは『死亡告示 トラブル・イン・マインドII』(ジェフリー・ディーヴァー)翻訳者の池田真紀子さんによる、あとがきを公開します。
いよいよ来週から始まる「六月大歌舞伎」。中でも注目は「ふるあめりかに袖はぬらさじ」です。その見どころを真山仁さんが語ります。
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★【速報】第9回「高校生直木賞」受賞作決定のお知らせ
過去最多となる、38校が参加して開催された「第9回高校生直木賞」の選考会が、5月22日13時よりオンラインにて開催され、受賞作が決定いたしました。
その速報と受賞された逢坂冬馬さんのコメントもどうぞ。
★名プロデューサーが描いた「女性アナウンサー」のリアルとフィクション。
『全力でアナウンサーしています。』(吉川 圭三)
『世界まる見え!テレビ特捜部』や『恋のから騒ぎ』など数々の人気長寿番組を生み出したテレビマン吉川圭三さんが、小説に挑みました。5月24日発売された『全力でアナウンサーしています。』の執筆の舞台裏に迫ります。
★映画に夢を見て、映画に魔法をかけて――『ベルリンは晴れているか』の著者が紡ぐ、渾身の人間賛歌
『スタッフロール』(深緑野分)
戦後ハリウッドの映画界でもがき、爪痕を残そうと奮闘した特殊造形師・マチルダ。脚光を浴びながら、自身の才能を信じ切れず葛藤する、現代ロンドンのCGクリエイター・ヴィヴィアン――『スタッフロールは』特殊効果の“魔法”によって、“夢”を生み出すことに人生を賭した2人の女性クリエイターの物語です。
著者である深緑野分さんにお話を伺いました。
★いつもと一味違うムードを加えつつ“らしさ”も全開の短編集
『死亡告示 トラブル・イン・マインドII』(ジェフリー・ディーヴァー)
ドンデン返しの魔術師、第三短編集。レギュラーキャラも登場する豪華上下巻の下巻が炸裂!
人騒がせ(トラブル・イン・マインド)な連中の企みに翻弄される快感、徹夜必至の読書体験を約束する『死亡告示 トラブル・イン・マインドII』。
この書籍を翻訳した、池田真紀子さんのあとがきをお届けします。
★玉三郎と有吉佐和子が放つSNSの呪縛を断ち切る処方箋!
六月大歌舞伎「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は有吉佐和子さん作で、“哀感あふれる演劇界屈指の名作”といわれ、初演(1972)以来、数々の名優たちによって上演されてきました。
今回の六月大歌舞伎では、気風がよく三味線の名手でもある芸者のお園を、坂東玉三郎さんが演じます。作家の真山仁さんがその見どころ、そして玉三郎さんについて語ります。
有吉佐和子さんと芝居については、こちらもどうぞ。
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