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6月第4週の「本の話」 おすすめ3選!

6月13日(木)から6月19日(水)に、本の話で公開された記事の中から、注目の記事をピックアップ!


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★【直木賞候補作】空前絶後の奇人/天才——南方熊楠の数奇な運命を描く『われは熊楠』の読みどころ

2018年に『永遠についての証明』で鮮烈なデビューを果たし、次々と注目作を書き継いできた岩井圭也さんの最新作『われは熊楠』が、第171回直木三十五賞候補に選ばれました。この機会に本書の魅力を知っていただくべく、インタビュー、エッセイ、取材記などをご紹介します。 
かつてない熊楠像で綴る、著者初の歴史小説です。熱量に溢れたエモーショナルな世界をお楽しみ下さい。


★伊与原新の胸熱青春小説『宙わたる教室』がドラマ化――主演に窪田正孝を迎え、制作開始!

それぞれに事情を抱えた定時制高校・科学部の生徒たちが、ある理科教師と出会い“前代未聞の実験”に挑む――実話に着想を得て生まれた、伊与原新さんの青春小説『宙(そら)わたる教室』。この度、窪田正孝さんを主演に迎え、本作がドラマ化されることが発表されました。
NHKドラマ10「宙わたる教室」の放送は2024年10月から、全10回を予定。原作小説は、今夏の第70回「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書・高等学校の部にも選出されており、さらに熱い注目が集まりそうです!


★「どんな時でも思い切り勉強していい」「作品の世界に入ってみて」と伝えたい。戦争のさなかで文学を読むということ。

ウクライナ戦争、イスラエルによるガザの攻撃。止まない戦争に心を痛め、こんな状況下で小説や本をどう読んだらいいのだろうと悩みを抱える人も少なくないかもしれません。戦争のさなかに文学を学ぶことにどんな意味があるのか? 社会や愛をどう語れるというのか? 読者を作品世界に誘う不思議な「体験型」授業を通じて、この時代を考えるよすがを教えてくれる青春小説にして異色のロシア文学入門、『ロシア文学の教室』(文春新書)が刊行されました。著者のロシア文学研究者・翻訳者にしてエッセイストの奈倉有里さんに本書誕生までのお話を伺いました。

芥川賞作家で早稲田大学教授の小野正嗣さんによる書評も合わせてどうぞ


●今週のポッドキャスト

【著者が語る】今村翔吾『海を破る者』を今だからこそ書き上げた理由

アジア大陸最強の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説『海を破る者』。著者の今村翔吾さんにヒロイン・令那(れいな)の出自について、主人公・河野通有の大胆な行動について……今だからこそ書き上げられた物語の背景を多岐にわたってじっくり伺いました。


【著者が語る】魂の小説集! 北方謙三『黄昏のために』

北方謙三氏が、1篇につき原稿用紙15枚で書き上げた珠玉の短篇集『黄昏のために』。研ぎ澄まされた感性で、言葉のひとつひとつと対峙した作品集に込められた作家の真髄とは――。また、北方作品の熱烈なファンであるカズレーザー氏との対談(「オール讀物」7・8月特大号に掲載)についてもご感想をお伺いしました。


【話題作🎧試し聴き】『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』(著・児玉 博 朗読・中西 尚也)

ノンフィクション作家・児玉 博さんによる『起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡』オーディオブックになりました。起業家の凄い生き方が感動を呼んでいます。



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