コンプライアンス

過日、葬儀の依頼で檀家さんが自坊へお越し頂いた。お風呂の事故でのケースで、検案書が出ないと葬儀は執行できない。しかし、火葬予約は出来ることは経験で知っていた。
正月休みはあるが、7日には出るはず…
葬儀社は某大手、施主の許可をとり連絡をし日程調整をしようとすると…検案書がないから火葬予約はできないとオペレーターが言う。他の業者はやれたのにお宅はできないのか?と聞くと14日の葬儀でという。
千葉市は火葬予約システムの状況はネットに公開されていて、10日に2窯空いているし、11日には1日空いている。なぜ14日というとようやく11日はどうですか?となった。
檀家さんはだけで考えれば、知らないから言われたままで時間がかかり精神的にも金銭的にも負担がかかる。
マニュアルでオペレーターが対応し、搬送する担当、執行担当が別だとそれぞれが流れを把握していないし、それにより生じる問題に目を向けない。自分の職分を果たしたにはなるが、顧客は無駄な出費を促される。

そりゃー会社は利益にはなるだろうが…

会社としてのコンプライアンスってどうなってるのだろうか…

それとこちらも何も知らないと思われている。お坊さんは情報を知らないと舐められているのではないだろうか?儀式をしてお布施を渡されれば満足すると思われているのでは?とも感じた。もし、それでよいならば、分業化されマニュアル化された葬儀社社員と変わらないのでは?

儀式だけが葬儀なのではなく、それより前から関わらないと檀家さんが葬儀をしたくなくなるのは当然だと思う。
アンテナを立て、情報を分析し、的確な助言をする、檀家制度が悪いものだと思われない努力は必要だし、任せすぎないでチェックすることは大事だと感じた一時

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