『死ぬ練習』を読む
南直哉『死ぬ練習』を読んだ
南直哉師の本は複数もち読んでいる。本書は題名も題名。デス・カフェもオンラインで開催している立場でもあるので読まねば、ならない本かな?と思って手にとった。
内容は死と向きあい方とそこから生じる生のあり方を論じている。
仏教という考え方を用いて、死と向き合っている。そこには、輪廻や来世の問題を否定し、信の問題も数行だがかかれている。
南師の特色として信とはカケという立場がある
私個人は、信と信仰を分けているし、来世があることを希望し、輪廻をなんとなくあると感じているが…それがなくてもよい生き方をすることを目的としている。その点はテンプルモーニングラジオでも話しましたが…
また、来世や輪廻がなくても葬儀や法事は意義ある行為であることを法事では話すことにしている。(内容は企業秘密です。)
南師の本は読みやすい本と読みづらい本があり、これは読みやすい。終盤、資本主義と安楽死の問題に触れたり、脳死、臓器移植にも触れている。
難しい本ではありませんが、考えさせられる本です。信はあるが、俗にいう信仰はなしで仏教と向き合いたいタイプの自分にはしっくりくる一冊です。
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