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早熟な天才

積読チャンネル

でも砂鉄堂書店

でも紹介された金谷啓之『睡眠の起源』を読んだ。話題になるに値する本で、栴檀は双葉より芳しと27才の方には普通は言わないが、この方は別。小学校時代から研究を行い。大学では、ヒドラを用いて睡眠の起源、秘密を解明しようとし、今はハツカネズミを用いて麻酔と覚醒の関連性や秘密にアプローチしている。
ちなみに、若いながらも研究費の獲得にも苦しんでいて、今の大学のあり方も見え隠れしている。
本書が初の出版本ながら読みやすい上に、引き込まれる。帯にもあるが、ミステリーを読んでいるかのよう。
 素人の私のようなものにも興味を引かせる文章力であり、しかも余計な文章が一つもない。
福岡伸一『生物と無生物のあいだ』を読んだ時、いやそれ以上の楽しさがある。
この才能、この若さ スゲーと感じる。
寒い日にこたつに入って読むのに最適な一冊です。

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