人間
毎朝の日課で洗濯物を干しながら、佐々木閑先生のユーチューブと横田南嶺老師のラジオを聞いている。
横田老師のお話は、身につまされる話ばかり、自分の至らなさを感じることしきりです。
本日の話も考えさせられる。震災とコロナの関わりの中で失ったもの…重い課題だと思う。
一方で、毎朝の日課、読書も行っている
ブックオフで見つけて、買ったのだが…
長谷川先生は100de名著で『進化論』を講義されたり、爆問学問で殺人の研究を話されたり、かなり面白く話してくださるので、装丁と題名にも惹かれ積読あるのに…
さて内容は…かなり考えさせられる。自然と人間の関係や人間の認知、教育、虐待、宗教といった多岐に渡る話題を扱っている。
競争的知能から協力的知能への変化、言語の獲得が人間の繁栄を生み出したこと。因果関係の理解が認知能力につながり、ひいては利他行動につながるなど進化生物学から導きだされる人間のあり方を示してくれている。ちなみに認知バイアスを消し去るように仕向ける宗教として仏教が扱われてもいる。
最初に話した横田老師の話は、人間がつながりや共有の精神を失っている自分だけが…が問題となっている。長谷川先生の本は人間の繁栄はつながりや共有によると述べている。
とするならば…我々日本人は…私も含めてだが、今とてつもない問題に直面しているのかもしれない。