肺で呼吸する古代魚

エラで呼吸せずに
肺で呼吸する魚がいるって
知っていますか?
肺魚と言います。

肺で呼吸する海の生き物は
クジラやイルカで
それらは哺乳類です。
しかし肺魚は淡水魚なのです。

肺魚はなんと今地球上に
たった6種類しかありません。
アフリカに4種、南アメリカに1種、
オーストラリアに1種だけです。

どれもこれもウナギのような
ナマズのような感じで、
エラのわきにウーパールーパのような
ゆらめく外エラがあるのです。

肺魚がこの世に誕生したのは
何と4億年前のデボン紀。
恐竜が地球を支配していた頃に
同時に生きていたのです。

まさに古代魚、生きた化石です。
すごいのは水が枯れてしまう夏に
自らの粘液と泥で繭を作って生きる。
冬眠ならず夏眠するのです。

ぜひともその繭を見てみたい。
ゆらゆら外エラを揺らして泳ぐところや
水面に顔を出して息継ぐところをみてみたい。
僕をきっと古代に連れて行ってくれる肺魚、
肺魚を見て以来、頭から離れない。