アルマジロのチャランゴ

切なく哀愁漂う

南米の音楽を聴いている。

ケーナの奏でるメロディに

心惹かれていたが、

伴奏のマンドリンに似た

弦楽器は何だろう?


そう思って調べたら

チャランゴという楽器。

なんと、丸底の胴体が

アルマジロの甲羅。

日本では輸入できず、

木製のものばかりだ。


何とも惜しいが、

木製でも味わいがある。

弦は5コース10本。

1本指で押さえれば、

「コンドルは飛んでいく」

の始まりをかき鳴らせる。


高音がとても綺麗で

やさしい音色となる。

短音も素朴に鳴り、

組み合わせてメロディを

奏でることができる。

心は遠くアンデスに翔ぶ。


マチュピチュで

アルマジロの甲羅の

チャランゴを鳴らしたい。