クレオパトラの夢
哀愁が漂うのに、
スピード感溢れる
ピアノのタッチに
心が震える。
タッチは冴え渡り、
さらに速度を増し
音の波が押し寄せ、
凄み、鬼気迫る。
演奏が終わっても
耳に残って消えない。
鳴り響いている。
何の曲だろうか。
ずっと気になっていた。
バド・パウエルの
「クレオパトラの夢」
彼のオリジナル曲だ。
「ザ・シーン・チェンジス」の
オープニングナンバー。
この曲ばかりを
何度も何度もかけてしまう。
アルバムジャケットの
パウエルの隣で顔を
覗かせている少年は
息子のアール・ダグラス・ジョン。
パウエルが最高だけど、
早川泰子のピアノも凄い。
山田穣のサックスがぶっ飛ぶ。
名曲に名演奏、痺れる!