PK戦は命が縮む

柏レイソル対
川崎フロンターレ。
天皇杯決勝は、
90分では決まらず
延長戦でも決まらず、
PK戦にもつれ込んだ。

出場選手は33人。
150分走り回り
蹴りまくったのに、
キーパーとの1対1、
PKで勝敗が決まるのは
理不尽に思えて仕方ない。

PK戦でも互角だった。
川崎が勝ちそうになり、
柏が勝ちそうになったが、
決定時に決められない。
最後はお互い10人目。
見ている者も命が縮まる。

10人目は先に川崎が決め、
柏がキーパーに止められた。
誰が蹴ったかは言わない。
最後のキッカーは
膝から崩れ斃れたが、
泣いたのは勝者の方だった。