「ポル・ウネ・カベサ」を踊る
秋になるとタンゴが聞きたくなる。
情熱的でセクシュアルなタンゴ。
バンドネオンの音がリズムを刻む
アルゼンチンタンゴに酔いしれる。
「エル・チョクロ」「カミニート」
「ラ・クンパルシータ」など
いい曲がいろいろあるが、
「ポル・ウナ・カベサ」も秀逸だ。
アル・パチーノが
盲目の退役軍人を好演した
『セント・オブ・ウーマン』では
この曲で若い女性とタンゴを踊る。
ダンス経験のない彼女に
アル・パチーノがリードする。
そんな老爺になりたいと、
タンゴを習いに行きたくなった。
「ポル・ウナ・カベサ」は
飛行機事故で死んだ
アルゼンチンの歌手で俳優の
カルロス・ガルデルの歌で大ヒットした。
グッと乗ってくるサビでは、
「ポル・ウナ・カベサ」と
ガルデルと共に口ずさんでしまう。
いや思わず大声で歌ってしまう。
でもやはりタンゴは歌よりダンス。
上手く踊れるようになって
アル・パチーノのように
若い女性をリードしてみたい。