マリー・ローランサン

マリー・ロランサン展で
たくさんの彼女の絵を見て
はたと気付いたことあった。
パステル画と言われているが、
その色の組み合わせに
人を惹きつける秘密があると
思ってしまったのです。

その秘密は・・・、
桃色と水色と白の組み合わせ。
それも水に溶かしたような
淡い水彩の色なのです。
これらを組み合わせると、
とても綺麗でやわらかい
気持ちになってしまいます。

マリー・ローランサンの
人物像は巧みにその3色が使われ、
ふわっとした浮遊感がある。
バレエダンサーは宙を舞い、
降りてこないくらいです。
彼女の絵がバレエリュスに
使われたのも頷けます。

水色は明るい灰色でもいい。
それに黒や黄色や茜色などを
ローランサンは合わせている。
でも基本は桃色と水色と白。
この3色がローランサンの
基本の三原色なのです。
この3色で人を描いてみたい。